気分は英国貴族。バンフォードのフェイシャルで、顔のくすみとたるみに全身からアプローチ。
Beauty 2025.11.29
上質な植物の香りと効能を存分に引き出す、バンフォードの洗練されたスキンケア。そのアイテムをフルラインナップで用いながら、熟練の手技が光る背中や足裏などのボディトリートメントを織り交ぜ、生き生きとした顔色とすっきり整ったフェイスラインに働きかける至福のメニューをご紹介。秋冬の冷え込みや乾燥を華麗に跳ね返しつつ、華やかなイベントが重なる季節にもポジティブな気持ちで出かけたくなるブライトスキンを手に入れて。

イギリスのコッツウォルズで生まれ、ラグジュアリーでオーガニックなライフスタイルやスキンケアを発信する先駆的な存在として、美容界にその名を轟かせてきたバンフォード。遡ること約40年前、家族の食の安全を考えたことから農場経営を手がけるようになったレディ・キャロル・バンフォードが、当時はまだ社会に浸透していなかったサステイナブルな生き方や考え方に着目して創業したブランドだ。2025年4月に日本上陸から10周年を迎え、長らく六本木の東京ミッドタウンで営業していたフラッグシップストアを表参道の地に移転。初の路面店をオープンした。
柔らかいベージュトーンを基調とした雰囲気は以前のまま、グリーンがさらにふんだんに配され、落ち着きと心地よさで満たされた空間に。店舗の奥に控えるスパのトリートメントルームも移転前の雰囲気を踏襲し、農場の納屋を思わせるデザインに仕上げられている。少し照明が落とされた隠れ家のような雰囲気の漂う扉をくぐると、英国のカントリースタイルにモダンで気品あふれるエッセンスを加えた、バンフォードならではの世界観が。

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今回セレクトしたのは100分の「ビスポークン フェイシャル トリートメント」。肌の状態に合わせて、バンフォードで展開される植物の恵みと最先端の科学を駆使した高品質なスキンケアを自在に用い、徹底したケアを施してくれる。久しぶりのフェイシャルトリートメントにウキウキしながら部屋へ通されると「下着は専用の布ショーツに替え、ブラは外してガウンに着替えてください」との案内が。
そう、こちらのメニュー、フェイシャルといえども侮るべからず。顔だけでなく肩や背中、足裏へのトリートメントを操り、顔のトーンアップやリフトアップへと導いてくれるのだ。シーソルトとエプソムソルトをミックスして投入したゼラニウムの香りのフットバスでリフレッシュしたら、ベッドの上でうつぶせに。

photography: Courtesy of Bamford
まずは背中のオイルトリートメントからスタート。ゼラニウムやラベンダー、ユーカリなどのハーブをブレンドしたボディオイルをふんだんに用い、なめらかで繊細なタッチで凝りをほぐしていく。慈しむように触れられるほどに、ハーブが幾重にも重なったやすらぎの芳香が部屋へと広がり、おのずと呼吸が深くなっていくのを感じられるはず。

背面をすみずみまでほぐしたら、いよいよ身体の向きを仰向けに変えて顔のケアへ。クレンジングはバームとジェルを順番に用いる2ステップで、メイクや汚れを優しく徹底的にオフ。続いて肌の状態を見ながら、フルーツ酸や火山砂が配合されたエクスフォリエーターを使用して角質ケアを。どのプロダクトも洗練された精油や植物由来の原料のかぐわしさが響き合い、施術中はまるでイングリッシュガーデンをさまよっているかのような心地に。
"落とすケア"が終わったら、次はたっぷりと"与えるケア"のターン。ビタミンをたっぷり含んだオイルを用い、デコルテから顎、頬......と、上方向に顔を引き上げていく。こちらもゴリゴリと力を加えるようなことはいっさいなく、言うなればオイルの力を借りて肌表面を持ち上げてもらっているような力加減。続いて温かいストーンと冷たいストーンを交互に肌へすべらせてもらうと、日々むくみやたるみを溜めこんでいた首と顔が活力を帯びて再びめぐりはじめるイメージが、頭の中を通りすぎていった。

photography: Courtesy of Bamford
トリートメントはまだまだここから。配合成分の異なる2種のセラムを塗布したら、寝ているあいだにも使えるというクリームタイプのマスクを上に重ねて時間を置く。このあいだにも、たくさんの反射区を持つ足裏のリフレクソロジーを通して身体のめぐりへ働きかけてくれるのだから、本当に至れり尽くせりなのだ。エディターも、フェイシャルの施術だと思いペディキュアを怠っていたことを後悔したのも束の間、雲の上に浮かぶようなとろける心地に身を委ねた。
ホットタオルでマスクをオフしたら、ミストとセラム、クリームで肌を整えて終了。起き上がると、日々の疲れで蓄積していたむくみが見事に吹き飛び、パッチリと目が開くのを感じた。鏡の中の自分の顔、いつも気になる口のまわりのもたつきが少しスッキリしているような......。

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身支度を整えて外に出ると、ショップにはスパで使用してもらったアイテムをはじめピローミストやキャンドル、フレグランスにお香といった幅広い製品がずらりと並んでおり、またも幸せな気分に。トリートメントの中で特に気に入ったものの中から自分へのお土産を吟味するのもいいし、格調高く良質な品々はギフトにも重宝すること間違いなし。広い店内には、レディ・キャロル・バンフォードが手がけたファッションアイテムのセクションも。シンプルながらもこだわり抜かれたクオリティの高さを感じ、英国貴族の暮らしに思いを馳せるのも楽しい。

実はスパに赴いた日は不規則な生活がたたり、肌がお疲れぎみだったエディター。もともと目の下のクマもひどく、"すっぴんで帰れるかな......"と懸念していたが、杞憂に終わった。施術直後にサロンの鏡を見て「キレイになってる!」と喜ぶのはわりとよくあることだけれど、帰り道で電車の窓に映った自分の肌が、明らかにいつものメイクした顔よりワントーン明るく均一に整っており、驚愕。また、あれだけ多くのプロダクトを使ってもらったにもかかわらず、"たったいま美容施術やってきました"感のある不自然なテカリや厚ぼったさ、モロモロとしたダマなどがなく、つるんと薄膜のツヤ肌に仕上がっていたのもありがたかった。
丁寧なステップを踏んで手をかけてあげれば、肌はきちんと応えてくれると再認識させてくれる上質なケア。つい忙しさに流されて肌も体調もゆらぎがちなこのタイミングにこそ、優しく良質な植物のパワーの後ろ盾を得ておくと心強いかも。
東京都港区北青山3丁目8−15 GREEN TERRACE 表参道 1F-B
03-5413-4256
「ビスポークン フェイシャル トリートメント」 100分 ¥26,950
https://bamford.jp/pages/spa
photography & text: Misaki Yamashita





