夏に役立つ、デリケートゾーンのケアと正しい知識。 夏のデリケートゾーン、かゆみが気になる時の対策は?

Beauty 2018.07.16

毎月の生理や妊娠・出産にも直結するデリケートゾーンは、女性にとって一番大切な部分。でも、正しい知識を学ぶ機会がないままに、自己流のケアを続けていたり、人に言えない悩みを抱えていることも多いようです。夏に多いデリケートゾーンのトラブル対策と適切なケア、さらに快適に過ごすためのヒントを、産婦人科医のよしの女性診療所院長・吉野一枝先生に教えてもらいましょう。

01-1-bodycare-180713.jpg

常在菌バランスを整えることを意識。

「対処法はかゆみの原因によって変わります。意外に多いのが間違ったお手入れで雑菌が繁殖してしまうパターン。雑菌が侵入しやすいデリケートゾーンは、膣内の常在菌が悪い菌の繁殖を防いでいるので、まずは適切なケアでいい菌を守ることを意識しましょう」(吉野先生)

かゆみが強い場合は、カビの一種である膣カンジタの疑いが。これはセックスで感染するほか、抗生物質を服用したり、疲れて免疫が低下したり、温泉やプールでもらうことも。

「膣カンジタは、自然に治ることもありますが、基本的には専用の軟膏で治療します。そのほか更年期にエストロゲンが減って粘膜が乾燥し、かゆみを起こしている場合は保湿が必要。おりものシートやナプキンを長時間使い続けて外陰部がかぶれてしまう人も少なくありません。自己判断するより、まずは婦人科で診察を」(吉野先生)

吉野一枝先生
よしの女性診療所院長。産婦人科医。臨床心理士。婦人科系疾患はもちろん、心や体の悩みなど女性の人生にやさしく頼もしく寄り添うドクター。生理、妊娠、ホルモンバランスやピルの処方も気軽に相談できる。
著書に『40歳からの女性のからだと気持ちの不安をなくす本』(永岡書店刊)など。
www.drkazue.jp

photo:©Juice Images/amanaimages, texte : ERI KATAOKA

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories