Be UnFramed / FLOWFUSHI 自分らしくかっこよく、菊乃が選択するクールな生き方。
Beauty 2018.12.11
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ルールや常識といったフレームを飛び越えたアイテムを提案してきたビューティブランドのFLOWFUSHIが、2018年末でブランドに終止符を打つ。今後は舞台を世界に移し、ブランド名も一新、次のステージでの挑戦をしていくことを発表した。
そんなFLOWFUSHIの「UnFrame」な精神を体現する9名にフォーカス。渋谷区生まれ、渋谷区育ち。写真とアートを学び、ブロガー、コラムの執筆、デザイナーとマルチに活躍する菊乃さんの、アンフレームな考え方とは......。
菊乃
写真学科を専攻後、サンフランシスコとロンドンで暮らす。帰国後、デザインオフィスで働き、2015年に自身のブランド「PURPLE THINGS」を立ち上げ、デザイナーとして活動。
「こうあるべき」に縛られず、自分の"好き"を大事に。
小さい頃から、「自分が何者かにならなくちゃ」と考えていたような気がすると話す。
親や妹に「なんだか人と違うよね?」と言われていたけど、私自身はコレが普通だと思っていたから、変わっている自覚はなくて。皆が当たり前にやろうとしていることを、やりたいと思わないし、もしかして私、フレームから外れてる?って思ったのは割と最近なんです。
20歳の時にサンフランシスコに留学し、帰国してあることに気付いた。
日本人って一日に何度も「こうあるべき」と思っていますよね。いろいろなものに縛られて、取り憑かれたように見えない決まりを守ろうとしていて。それが日本らしさなのかもしれないけど、もっと自分の好きを大事にすればいいのに。アメリカは、洋服もメイクも生き方だって、とにかく自由。私の自由度なんて、低いレベルでした(笑)。
周りの目を気にして、皆と同じであることに安心するメンタリティは、菊乃さんにはない。
人は人、自分は自分。コレクションやトレンドに興味はあるけれど、そのまま取り入れることはありません。皆が持っている物は欲しいと思わないし。誰かに憧れたり好きになったことはなくて、アイコンもいないんです。時々、私のようになりたいと言ってくれる人がいるのですが、あなたのいいところを伸ばすべき、とアドバイスします。誰かみたいになるなんて、つまらないから。
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成功や有名になるより"かっこいい"と思える自分でいたい。
惑わされず、ぶれない心を持ちたいと昔から思っていた、という。
「死ぬこと以外はかすり傷」をモットーにしている人は、かっこいいな、と思います。生きていれば山もあれば谷もあるけれど、壁を壁と意識せずに、自分なら行けるっしょ、やれるっしょ、とチャレンジしたい。強い人になりたいんです。
いまは、自分の気持ちに素直に、興味のあることは何でもやってみたい。
好きなことをやって、それなりにお金を稼いで、少しずつでもステップアップしていけたら幸せかな。とにかく、常にかっこいい、と思える自分でいたいので、ちょっとでもダサいなと感じることはやりません。美学に反することをして大成功したり有名になっても、楽しくないし気分はあがらないから。たとえばいま絶好調でも、違う、と思ったら次のチャレンジに進むなんて最高にかっこいい。自分の人生、人からどう見えるかではなく、自分がどう感じるかで、道を選択していきたいですね。
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菊乃のアンフレームなメッセージ。
FLOWFUSHIのチャレンジは、自信がないとできないことだと思う。
「この次に何かをやってくれるはず」という期待をさせてくれるのが、かっこいいですね。
photos:TAK SUGITA(Y’s C), coiffure et maquillage:AKIHIRO MOTOOKA, texte:ERI KATAOKA