Be UnFramed / FLOWFUSHI ひたむきに波と対話する、佐藤魁が描く景色。
Beauty 2018.12.18
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ルールや常識といったフレームを飛び越えたアイテムを提案してきたビューティブランドのFLOWFUSHI(フローフシ)が、2018年末でブランドに終止符を打つ。今後は舞台を世界に移し、ブランド名も一新、次のステージでの挑戦をしていくことを発表した。
そんなFLOWFUSHIの「UnFrame」な精神を体現する9名にフォーカス。今回のゲストは、国内外の海を舞台に、ひたむきにサーフィンと向き合うプロサーファーの佐藤魁さん。「好きだから続ける」というシンプルな生き方を貫く姿勢のベースを探る。
佐藤魁
プロサーファー。1996年、神奈川県生まれ。2017年JPSA初戦バリ・クラマス大会で初優勝を果たし、東京オリンピック強化指定選手にも選出される。テレビ番組の「テラスハウス」に出演し知名度が全国区に。18年には『ハナレイ・ベイ』で映画デビュー。
海から学んできたことがベースに。
サーファー界の "ゴールデンエイジ" と呼ばれるミレニアル世代選手のひとりである佐藤さん。海の近くで育ち、サーフィンを愛する両親のもと、ごく自然に5歳からボードに乗っていたという。
サーファーは自由人が多いのですが、そもそも母親がとにかくアンフレームで、世間の常識とは違うラインで、自由に育ててもらいました。学校を休んで何カ月も海外にあるスポンサーの家に行かせてくれたり。でも、海に入らないとすごく怒られて(笑)。一般的な家庭とはかなり違う子育てだったと思います。
中学2年でプロになり、以来、日本の冬は毎年ハワイに滞在するサイクルができている。
波の音で目覚めて、朝っぱらから波のトンネルに突っ込んでいくような生活です。子どものころはビルの高さくらいあるビッグウエーブが本当に怖くて、眠れない夜もありました。とにかくメンタルを強くするしかない。世界中から集まる選手に学び、刺激され、気づけばここまで来ちゃった、という感じですね。
サーフィンは1本の波で人生が変わる世界。もちろんストレスやプレッシャーだってある。たくさん悩んで、自分に問いかけた。
いまでも不安と恐怖の中に勝手に迷い込むことがあるんです。でもその現実を傍らに置きながら、前に進めるようになりました。特に大会中は葛藤を乗り越えていくプロセスがおもしろい。ライバルは相手ではなく、自分がどうしたいか、どんな景色を描くのか。海の中では周りが見えなくなるので、自分の考え方次第で見える景色は変わるんです。それをとことん高めていって、究極は「無」になることかな。
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雑念を切り離し、シンプルな思考で。
いい波を求めてハワイ、オーストラリア、南アフリカなど世界を行き来する生活。日本に帰ってくると息苦しさを感じることもある。
海外では感じないのですが、日本人はすぐ他人をジャッジしたり、評価したがる気がします。いまはネットやSNSの影響もあって、よく知らない相手までジャッジする、それが自分はあんまり好きじゃないです。そういう世界の雑念を海に持ち込むと、サーフィンが下手になる。いかにフレッシュな気分で海に還れるか。最近はそんなメンタルコントロールも必要になってきました。
孤独な競技だからこそ、同じチームの仲間や友人とは積極的にコミュニケーションを取るようにしている。
自分はすごい世界で生きてるな、とたまに思います。この前、就活中の同級生と会ったら、タイミングが悪かったのか会話がまったくかみ合わない。お前は大丈夫か?なんて心配されたりして。好きなことだけ追いかけてシンプルに生きられる俺の立場は、アンフレームに見えるのかもしれないですね。
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佐藤魁のアンフレームなメッセージ。
クセの強い自分が言うのも何ですが、FLOWFUSHIはなかなか変態な天才ですね。でもいま以上に面白いことができる、絶対的な自信があるんだと思います。
0120-963-277(フリーコール)
flowfushi.com
photos:TAK SUGITA (Y’s C), coiffure et maquillage:AKIHIRO MOTOOKA, texte:ERI KATAOKA