書道家・万美とサボンが描く、エネルギッシュな四季の風。

イスラエル発のナチュラルコスメブランド、サボンと、書道家の万美がコラボレーション！　四季折々に吹き抜ける風を思わせる、色鮮やかな筆のストロークが印象的なコレクション「トーキョー セレブレーション」が6月25日に誕生する。発売に寄せて、万美さんに制作の裏話やサボンの魅力を聞きました。

―― 万美さんが最初にサボンの製品と出合ったのは、いつ頃ですか？

初めて使ったのは23歳の時、ボディスクラブをいただいたのがきっかけ。サボンはずっと憧れていたブランドだったので、家に帰って、さっそく肘や膝をマッサージしながら使ってみたら、肌がもちもちになって「やっぱりすごい！」と感動したのを覚えています。

―― そんなサボンとの特別なコラボレーションとなりましたが、筆に込めたのはどんなイメージですか？

「日本の四季が持つ生命力を風にのせて届ける」というコンセプトに合わせて、空気感や勢い、うねりを表現しました。書道は、筆の毛の一本一本や紙にも神が宿るとされる神聖なもの。筆を持つ時は自然と一体になるような感覚なので、そういった意味でもコレクションのテーマとの親和性がありますね。

躍動感のあるブラシストローク、揺るぎない意志を感じさせる力強い筆使い、艶やかな色彩……四季を吹き抜けるエネルギッシュな気の流れを表現したコレクション。左から、アロマ トーキョー セレブレーション 250ml ￥5,610、オー ドゥ サボン トーキョー セレブレーション 80ml ￥6,930、シャワーオイル トーキョー セレブレーション 300ml ￥2,750、ハンドクリーム トーキョー セレブレーション 30ml ￥1,540、シルキーボディ ミルク トーキョー セレブレーション 200ml ￥4,180、ボディスクラブ トーキョー セレブレーション 320g ￥3,740、ヘアミスト トーキョー セレブレーション 30ml ￥3,300、ソープ トーキョー セレブレーション 70g ￥1,430（以上6/25限定発売）/以上サボン ジャパン

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―― カラフルで大胆な色使い、躍動感のある筆のタッチが印象的です。

色の組み合わせは現場で描きながら選んだのですが、絵の具を出してカラーパレットのパターンを作っていたんです。いざ筆で引くと、いい感じの色の混ざり方になったりして、すごく楽しかったです。

―― まさに一期一会の色が反映されたのですね。

私は、ひとりの人間の中にも四季のような変化があると感じていて。朝起きた時、ごはんを食べる前や後、映画を観ている最中、人と話している時……自分の中でも気分が全然違うじゃないですか。そういうのって書道に反映されるんです。今回描いた線でも、一本の中にいろんな色が入っているように、人間の中にもいろんな色があって、たとえばハッピーな気分の時に書いたら柔らかくてふわっとした雰囲気が出る。そういう現象と向き合うことも、興味深いです。

―― 制作に要した時間はどのくらいだったのでしょう？

朝から晩まで、まる一日。ジャクソン・ポロックみたいに思い切り絵の具をぶちまけながら描いて、床がいっぱいになるほどの量を試して、燃え尽きましたね。やり切った感がありました。

―― そのアートワークが、製品として形になったものを見た時の感想は？

感動しました！　あの日のあの努力が全部詰まっている！と。それが形になっただけでなく、ボックスを開けたら、ボトルにもデザインが施されていて、さらに感動。当たり前のことですが、箱から出すという所作も含めてパッケージデザインなんだな……と実感しました。

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―― 今回のコレクションの中で、万美さんが使ってみたいアイテムは？

ヘアミストです。髪の毛が長いので、個人的にも楽しみですね。このコレクションは香りも特別で、軽やかさやすっきり感、だけども丸みや華やかさもあるんです。日本の伝統である重箱をモチーフにしたケースに入れられたセットにも、夢がありますよね。

大気汚染や花粉などの環境ダメージから髪を守り、乾燥を防ぐヘアミスト。香りは「トーキョー セレブレーション」共通の、澄みわたるクリア シトラス グリーン。きらめくレモンと爽やかなグリーンで始まるトップノートから、ジャスミンの透明感と夢見るようなオレンジブロッサムが満ち、ヘリオトロープが柔らかな甘さで包み込む。ヘアミスト トーキョー セレブレーション 30ml ￥3,300（6/25限定発売）/サボン ジャパン

重箱のようなボックスの中に、シャワーオイル、ボディスクラブ、スクラブ用スプーン、ヘアミスト、シルキーボディ ミルク、オー ドゥ サボン、ソープが入ったスペシャルなギフトセット。オリジナルデザインの風呂敷で包まれている。JYU ボックス トーキョー セレブレーション ￥17,050（6/25限定発売）/サボン ジャパン

―― コラボレーションを通して知った、サボンの新たな魅力は？

これまでは、女性たちを楽しませ、ポジティブにしてくれるブランドというイメージだったのですが、アートやクリエイターへの敬意があるブランドという印象も加わりました。こうしてアーティストをピックアップして一緒に発信していくという意思がありがたく、うれしかったです。書道は黒と白の世界だと思われがちですが、サボンとのコラボレーションだからこそ、こんなにも自由に、カラフルに挑戦できたと思います。

―― 東京の風景を描いた今回のコレクション。万美さんにとっての東京とは？

18歳から東京に住んでいますが、東京にはいろんな人がいて、チャンスがいっぱい転がっている。動けば動くほど扉が開かれ、そこには知らない世界が広がっていて、どんな職業にも人格にも寛容というか……。東京にいなかったら、私は書道家になれていなかったとも思います。風景のコントラストの強さにも惹かれていて、たとえば私がいちばん好きな場所は増上寺なんですが、東京タワーとお寺という異文化が当たり前のように共存していたり、ビルとビルの間にお地蔵さんがいたりとか。そういうことにキュンとするんです。

―― コロナ禍で外出自粛が続いた間、サボンの製品をどんなふうに使っていましたか？

おうち時間が増えて、お風呂に入る時間も長くなったので、長風呂しながらボディスクラブや死海の泥のフェイスマスクを使っていました。続ければ続けるほど、肌がきれいになっていくので、誰かに見せたくて、ますます人に会いたくなってしまいました（笑）。

―― アートは、コロナ禍を経てどう変化していくと思いますか？

オンラインで会話をする機会が増えましたが、背景に映っているもので、その人の暮らしが想像できますよね。壁に絵を飾っていらっしゃる方も多く、映画館や美術館に行けずおうち時間が増える分、これからは家の中にいても気持ちが上がるような存在として、アートを取り入れていくことが求められるのでは、と思いました。

※記事に記載している価格は、標準税率10％の税込み価格です。