2021年 第74回カンヌ国際映画祭 カンヌ国際映画祭で、最も人気を集めたヘアスタイルは?

Beauty 2021.07.19

髪を自然に下ろして結ばないヘアスタイルと対照的なシニヨンの人気が最近再燃している。バリエーションも増えて、レッドカーペットの主流になりそうな勢いだ。その証拠に、今年の第74回カンヌ国際映画祭でも多くのシニヨンが見られた。

【写真】レッドカーペットを彩った女優たちのシニヨン13選。

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バナナ・シニヨンにショートバングでひねりを加えたルマ・グローテ。photo:Getty Images

レッドカーペットでのセレブのヘアスタイルは、大きく分けてふたつ。ナチュラル派は髪をそのまま下ろし、ときには後ろに撫でつけたウェットヘアでロックな雰囲気を演出する。対して、まとめ髪派もいる。そのなかで、ポニーテールや三つ編みと比べてお団子ヘアことシニヨンはこれまで、やや見飽きた感のあるクラシックな髪型のような扱いだった。でも、シニヨンには根強い信奉者がいる。とりわけ、長期の憂鬱な自粛生活期間を経て、華やかなお祭りが戻ってきたことを祝うこのカンヌ国際映画祭においては。

論より証拠、実に多くのシニヨンのバリエーションを今回見かけた。エキセントリックなもの(ココ・ロシャのブレイドシニヨン)から、初日のメラニー・ロランの超ナチュラルなものまで幅広い。ただし、そこには共通点がある。つまり、「あえてシニヨンにするなら、徹底的にやる」のがセレブ(というかヘアデザイナー)流。ブレイド、ねじり、逆毛、エクステ等々でシニヨンをボリュームアップさせている。とにもかくにも目立つが勝ち。シニヨン好きのベラ・ハディッドもデボラ・フランソワも、中途半端なことはしない。

地味に見えるけれど同じくらいグラマラスなのがトップの位置に作るお団子ヘアだ。クロティルド・クローとナターシャ・ポーリーはその魅力に抗えなかった。イザベリ・フォンタナは超レトロなウェーブヘアに賭け、ルマ・グローテはショートバングが印象的だった。

text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)

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