幼い頃、同い年の従姉が、天使のようなくりくりの髪と大きな瞳で外国のお人形みたいに可愛くて自分の和顔を悲しく思ったこと。
小学生の時、近所のお姉さんの“白魚のような手”を見て、自分の爪の小さくて丸くて不揃いな形に愕然としたこと。
そして、10代。御三家女子高の子たちのずば抜けた頭の良さと、美人の多さと、スタイルに衝撃を受けたこと。
もうね、編集SKは気付いていましたよ小さい頃から。美人じゃないなら、なんとなくキレイ、って印象を残せる何かをしなくちゃと。でも何かって、何?
そんなコンプレックスが私をコスメオタクにしたのではないか、と振り返って思うのです。
だから、ukaの渡邉季穂さんの新刊『雰囲気からして美人』を手にした時、10代の悩める自分に「いますぐ読め」と渡しに行きたくなりました。なんだ、こうすればいいんだ、って迷うことがなかったなと。そしてあなたが目指すのは大きな目でも細い脚でもなく「雰囲気美人」なんだよ、って。
『雰囲気からして美人』タイヤモンド社刊 渡邉季穂著 ¥1,512
雰囲気美人をつくるために力を入れるべきなのは手元。そして髪。そのケア方法や力を入れる(抜く)ポイントが書かれています。さらにメイクやファッションまで。大人だからこその視点と頑張りすぎないテクニックが満載です。何より、いちばん響いたのが心のありようについて。
「素敵な雰囲気作りの本当のスタートは、まず『自分をまるごと受け入れる』ことなのだと思います。」
冒頭のエピソードは、他人と比較してまさに自分を受け入れらなかった若い頃。大人になるにつれ、表面的な部分はプロの手を借りていくらでもキレイにできる方法があるとわかったけれど、マインドは自分でしかコントロールできないものだとしみじみ。
さらに、ひとりよがりなキレイではなく、そのエネルギーを周りとシェアできる人こそ「雰囲気美人」とも。
あ、でも。そんな雰囲気美人って、たくさんの人にキレイを届ける渡邉季穂さんそのもの。
この本の出版記念トークイベントがあるそうなので、ぜひ著者に会いにお出かけください。
3/10(日)15時~ 二子玉川 蔦屋家電 2Fダイニング
https://store.tsite.jp/futakotamagawa/event/beauty-health/4873-1109570223.html
3/16(土)15時~ 梅田 蔦屋書店 ガーデンラウンジ
http://real.tsite.jp/umeda/event/2019/02/post-734.html