パリ街歩き、おいしい寄り道。

カルティエ財団現代美術館の写真展と、シチリア食材店。

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カルティエ財団現代美術館で6月5日まで開催だった2つの写真展に、最終日前日、駆け込みで行ってきた。
森山大道の「DAIDO TOKYO」と、コロンビアの写真家フェルネル・フランコの「CALI 明と暗」。
数年前からキューバに行きたいと言い続けて、未だに行けていない私は、
カリブ海に面する国の写真家による、カリという街をテーマにした展覧会を見たかったのだ。
"今の東京"を捉えた、カラーの特大パネルで構成された森山大道展は地上階で、
70年代〜90年代に、コロンビアの都市・カリで撮影された白黒写真の並ぶフランコ展は地下での開催で、
2つの世界のコントラストが激しかった。


敷地内のお庭を少しお散歩してから、シチリア食材店ラ・テット・ダン・レゾリーヴへ向かう。
ダンフェール・ロシュローの大きな交差点を渡り、歩くこと15分弱。


去年まで10区にしかお店がなかったのが、2店舗目が14区にオープンした。
まるでアリババの洞窟のような、お宝が眠ってる感のある雰囲気は、断然10区のお店だけれど、
いかんせん私の家からは遠いので、左岸にお店ができたのはありがたい。
ここのオリーヴオイルは、生産者(畑)ごとに名前がついている。
私のお気に入りはAlfano。でも去年は十分な収穫がなかったらしく、手に入らなかった。
それで別のを買ってみたのだけれど、やっぱりAlfanoが忘れられず。
嬉しいことに今年は再登場。最後の2本のうち1本をゲットできた。
常備している塩漬けケッパーと黒オリーブ、全粒粉のパスタ、それに新商品のアリッサも買って帰った。


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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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