お仕事モードのカフェ巡り。 #6
ともかく進めなくてはいけない作業があって、
PCにHDD、ヘッドホン、ノートに色鉛筆を抱えて、
朝からカフェへ。
11区のFolks and Sparrowsに行くことにした。
コーヒーショップに行って、たいてい頼むのは
ドリップコーヒー。でもここのお店にはない。
ラテにしても、私にはかなりガシッとハードで、
だから行くとしたら午前中に行きたいお店だ。
気を引き締めてお仕事をしたい日の朝にぴったり。
この朝はとってもおなかが空いていて、
サンドイッチを頼もうかと思ったけれど、
お昼にお肉のおいしいお店に行くつもりだったので、
オートミールのクッキーに留めた。
オートミール入りのクッキーは、パリにはなかなか
ない。ここのお店のものは、1.5cmほどの厚さで、
コーヒーの強さに比例するようにどしっとしていた。
しばらくノートとにらめっこしていた私が、
PCを開いて作業をし始めたら、
「wifiのパスワードいる?」とスタッフの男性が
聞いてきて、教えてくれた。
お昼になったので、ランチをしに移動。
行きたかったのは、アルゼンチン人のシェフが営む
Biondi。彼の1軒目のお店、Pulperiaには一時期
よく行っていた。でも2軒目はこの日が初訪問。
ランチの値段設定には驚く、と何人もの料理人友達
から聞いていたとおり、前菜・メイン・デザートで
なんと13.50ユーロだった。
メインは、アルゼンチンから仕入れたソーセージと
ミラノ風カツレツのチョイスがあって迷った末、
ソーセージに。ミラノ風の方はいつもメニューにある
と、店員さんが言っていたので。
前菜に頼んだヴィテッロ・トンナートも、メインの
ソーセージも、余計な味付けがなくシンプルで
好みの塩加減だったのだけど、さらによかったのは
フリット!!フリット狙いでまた行きたい。
食べ終わって10分ほど歩き、Café de l’Industrieへ。
このお店に初めてきたのは、2001年だったと思う。
少し雑多な印象で、気だるさと活気が同居していて、
とてもパリっぽい気がして、かっこいい、と
思っていたんだよなぁ。
この近くにあるビオスーパーに結構来ることがあり、
前を通るたびに当時の気持ちを思い出す。
店内は広く、午後はゆったり広々と寛げる。
メニューにホットレモン、というのがあったので
頼んでみたら、絞ったレモン汁をお湯で割ったものに、
はちみつが付いてきた。
夕方、待ち合わせの人たちで店内が賑わってくるまで、
おうち気分で仕事ができた。
=お知らせです=
先週も告知しました、制作している番組
「お皿にのっていない時間4」が
この金曜日、30日の夜に放送されます。
パリで活躍する日本人シェフの、
営業時間外の活動を追ったドキュメンタリーです。
番組宣伝の動画はこちら↓
www.facebook.com/akiko.kiyo.kawamura/posts/10212071590398435?notif_t=like¬if_id=1498468972430831
ぜひご覧ください〜。
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