パリ街歩き、おいしい寄り道。

アミアンの大蚤の市2018春

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年2回、春と秋に開催されるアミアンの蚤の市
オフィシャルサイトを数カ月前から覗いては、
開催日程が公表されるのを楽しみに待ち、
日にちがわかったらスケジュール帳に書き込んで、
友人たちにも知らせ、いつも宝探しに行く気分だ。
この春は4月22日開催で、今回初めてひとりで
出かけた。
パリからは、北駅から電車で1時間ちょっと(往復で
40ユーロほど)。
日曜日たった1日のイベントに2,000以上のスタンド
が立ち、今回はお天気にも恵まれ、9時半すぎに到着
したときにはすでに結構な人出だった。
朝から何も食べていなかったので、まずは腹ごしらえ。
前回訪れた際、帰り際に、駅にいちばん近いところに
あるブーランジュリーでいくつかパンを買ってみたら、 
おいしかったのだ。
それで、クロワッサンと、ミルクパンっぽいかんじの
ブリオッシュ(切り売り)を購入。
ここのクロワッサン、バターたっぷり!
頬張りつつ、さっそく見て歩く。

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歩き始めてすぐに、クルーズ皿を持っているシリーズ
の平皿が2枚あるのを見つけ、買うことにした。
そのスタンドの横には、スーツケースが積まれている。
スーツケースはいつだって気になる。
いつか大きいのをひとつ、収納用に欲しいよなぁ。
レトロな箱に入ったコーヒーミルや、マドレーヌ型、
薬局にでもありそうな机……こういうのを見ていると
これらを置きたくなる場所、家だったりお店だったり
を想像して、見取り図を書きたくなってくる。
脚立の隣に、ぽつっと、取っ手と脚のついたお道具箱
のような小さな家具があった。頭の中の買いたいもの
リストにチェックして、次へ。

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真ん中にイニシャルが入った金縁のお皿にも惹かれた
のだけれど、少し赤いラインが入っていて、それが無
い方が私は好きだった。で、却下。
青いお皿も迷いつつ、台座つきで若干高さがあり、
しまうのにちょいと不便かな、と思いやめる。
と、いろんなものを見て歩きながら、頭の中の買い物
リストで買うものと買わないものを決めていく。
我が家にとっても合いそうな椅子もねぇ。実用的じゃ
ないよなぁ。ひも靴を履くときに腰掛けるくらいが、
ちょうどいい。これが置けるくらいの玄関があるお家
に住むことになったら買おう!
本当にお天気がよくて、汗ばみながらさくさく回る。
午後は帰って仕事をしなければいけなかったから、
12時43分の電車でパリに戻るつもりだった。
3時間弱集中して見て、買って、汗もかいて、お腹も
すいたので、帰りにまたパン屋さんに寄り、キッシュ
とリンゴのタルトを買った。
このパン屋さん、マキシム、どれもおいしい。
次回もここから始めよう。
イートインコーナーもありますよ。

結局、帰り際に、脚付きお道具箱を買いました。
パリに電車で帰ると言ったら「パニエにして帰る?」
とスタンドのムッシュ。これ、脚が取れるのです。
取っ手を持って、運んできましたよ〜。うれしかった。
お皿も大満足の収穫。今回は19世紀ものには手を出
さず、すべて20世紀に入ってからのもの。
これから朝ごはんでどんどん使いたいと思います。
でも、本当は、ろうそく立てを見つけるのが第一の目
的だったのです。残念ながら好みのものが見つからず。
秋もまた行くのだ〜。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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