パリ街歩き、おいしい寄り道。

ルイジ・ギッリ展と、ル・リュビ。

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ジュ・ド・ポーム美術館で開催のルイジ・ギッリ展が、今週末(6月2日)で終わってしまうことに気付き、慌てて行った。
フレンチ・オープン(テニス)の季節はいつも雨が突然降ったり止んだりだけれど、例にもれず今年もそんなお天気だ。
メトロの駅から出たら、コンコルド広場の地面は濡れていても空は青かった。
展覧会は、友人から「よかったよ〜」と聞いていたけれど、本当に、とてもよかった。
70年代に世界のあちこちの街で撮られた写真は、その色合いも切り取り方も、すーっとなじむようにこちらの心に入ってくるものだった。
写真の中に、愛おしい気持ちが含まれているような、そんな感じがした。
作品タイトルも街の名前だけで、各写真それぞれの説明もほとんどない展示で、それがものすごく自然な印象を受けた。
カタログを買って帰ろうと、書籍コーナーでカタログを見てみたら、手にしたのは英語版で、フランス語版はすでに売り切れという。
ポンピドゥーセンターの書店ならまだ残っている可能性がありますか?と聞いたら、あるかもしれない、というので、買いに行こう。
会期が延長になったら、もう一度見に行きたいなぁ。
帰る時には、明るい日差しが美術館に差し込んでいた。


遅めのランチを食べようと向かったのは、マルシェ・サントノレ通りにあるワインビストロ「ル・リュビ」。
数年ぶりで行ったら、どうもオーナーが変わったようだ。
聞くと、もう3年が経つという。
そうか、最後に来たのは少なくとも3年前だったのだな。
それでも、以前からのお客さんも変わらずに通っていそうだ。
鴨のコンフィが食べたい気分だったけれどこの日はなくて、代わりにリヨン風ソーセージにした。
すごくお腹が空いていたので、ウフ・マヨネーズも。
最近、いろいろ食べ比べてみようと思って、よく食べている。
ここのは、これまで食べた中で、最も自分好みな味のマヨネーズだった。
ジャガイモのソテーがのったソーセージのお皿は、まさにいまの私が欲している力みのない一皿で、うれしかった。

お腹も満たされて、サン・ロック教会に立ち寄り、ろうそくを灯してから帰宅した。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


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