オーガニックコンシャスな生活

もっと身近に、「あたらしい着物の教科書」

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こんにちは、都田です!初夏の陽気を感じるようになり、いよいよ梅雨を迎えますね。四季の変化がある日本では、昔から季節ごとに毎日の衣類や小物を変える【衣替え】をしてきました。平安時代の宮中行事【更衣】から始まったこの習慣、着物にもいえるのです。秋〜寒い時期は、生地を縫い合わせ裏地のある袷(あわせ)、暖かい時期は一枚だけの単衣(ひとえ)へと変わります。

最近は海外から日本の文化遺産が注目され、改めて和の文化に触れる機会が増えてきたように思います。いざ、着物を着ようと思い立ったとき、普段着慣れないので、どうやって着たらいいのか自信がない、、、。着たくても決まりごとが多そう、と感じる方も多いかもしれません。もったいないですよね。

そんな方にぜひ手に取っていただきたい本があります!日本の伝統と美意識が込められた和装を、もっと身近に感じることができる【あたらしい着物の教科書】(木下着物研究所/日本文芸社 2,000円(税抜))が出版され、先日記念イベントが開かれました。

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木下着物研究所は、代表の木下勝博さんと女将であり奥様の紅子さんが、日々の着物生活を通して、現代の感覚にあわせて気軽に着物に触れる楽しさを発信したり、着物と着る人の出会いのきっかけを提供しています。

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お二人とは、住まいが近く、茶道を嗜み、また仕事を兼ねてイギリスへ出向くという共通の話題もあり、著書で着用モデルとこのおめでたい日の司会を務めることとなり、華やかな会場作りのサポートをいたしました!祝福のエネルギーに満ちた会場には、日頃から交流のある方など、著書の版元や編集者、カメラマン、デザイナーの方も集まって、制作の秘話が聞ける貴重な機会となりました。

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素敵な空間とお料理を提供してくださった「HIGASHIYA GINZA」は、著名なクリエティブデザイナーであるオーナーが手がけ、日本の伝統文化を現代に適応するよう新しい感性を加え、世界や次世代に伝えていくという食と空間が話題となっています。このコンセプトは、木下着物研究所とも共通するとのことで選んだ特別な場所なのだそう。

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注目のお料理と飲み物は、お二人と「HIGASHIYA GINZA」のセンスが光るものばかり!アンディーブとスモークサーモンのタルタル、紙包みの岩中豚、笹包みの竹のこのおこわ、カマンベールの味噌漬けなど、着物にご配慮くださってピンチョススタイル。デザートには、こげみつ羊羹、さくらと緑茶の道明寺羹です。

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ドリンクには、赤や白のスパークリング、長崎のさやまみどりの水出し茶は旨味が濃厚で絶品!お皿には、竹やさとうきびパルプ製「WASARA」。こちらもクリエイティブデザイナーが手がけたものだそう。捨てても土に還り、環境負荷をかけない素材。おしゃれ&エコロジーです!

わたしが着物初心者の頃は、些細な疑問もお二人に相談したりして。着物といってもたくさんの種類があり、季節や用途に沿いながら、洋服に近い感覚と、着物ならではのコーディネートまで提案してくださり、「着物って楽しいな、もっと自分らしく着たいな」と思えるようになりました。

【あたらしい着物の教科書】は、かつてのわたしが感じた疑問の答えが詰まっていて、これまで着たことのなかった初心者の方から、すでに着物生活をなさっている方まで本当にオススメしたい一冊です。

夏は、浴衣を着る機会も増えますね!HPからもぜひチェックしてみてくださいね。

・木下着物研究所 http://kinoshitakimono.com

・『あたらしい着物の教科書』の購入はこちら

・HIGASHIYA GINZA http://www.higashiya.com/ginza/

都田恵理子

1976年生まれ。フリーランスPR、ローフードマイスター。2013年から自身の体質改善を図るため植物をベースにしたヘルシーな食生活にシフト。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスターの資格を取得する。日本を代表するオーガニック化粧品ブランドで10年間PRを経験。オーガニックで美しく健康になることをテーマにウェルネスやビューティに関する旬な情報を発信中。

Instagram:@erikomiyakoda

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