これひとつで鍋にもお皿にも "PETARI"で作る春のヘルシーメニュー。
こんにちは、都田です!おうち時間で、日頃忙しくしている家族とゆっくり食事をする時間が増えたのは嬉しいこと。それをさらに心地よいものに変えてくれたのが、この平鍋“PETARI(ペタリ)”です。
PETARI Shallow Pot / Igneous Rock(火成岩)
〈調理平鍋〉直径 24cm 16,500円(税込価格)
本体:W240×H45mm フタ:W240×H42mm / 1ℓ(1〜2人前)
実はこれ、三重県四日市市で作られる耐熱陶器でできたものなんです! PETARIの素晴らしいところは、ホーロー鍋と違って、陶器のおしゃれなお皿という画期的な食器感覚があって、幅広く活躍するところがとても気に入ってます。
我が家のテーブルに高さのある鍋や土鍋は、いざ置いてみるとなんだかしっくりこないんだよなぁと思っていたので、美しくて機能的なPETARIは、待ち望んでいたもの。見つけた時は、嬉しくなってしまいました。
三重県といえば、四日市市を代表的する伝統工芸品に「萬古焼」がありますが、地元では、直接火にかけた陶器製の板で食材を調理する陶板料理が伝わっていて、この陶板で調理するとじっくりと旨みを引き出し、一段と美味しくなる。PETARIは、その板の歴史を紐解いてモチーフとし、誕生したのだそう。
PETARIには、3種類の色味があるのですが、私が一番惹かれたのは、Igneous Rock(火成岩)。これは東紀州エリアで見られる約1500万年前の火山活動で生じた火成岩をモチーフにしたもの。深みのあるベージュの再現では、幾度となく試作を繰り返して、やっと辿り着いたのがこのやさしい色むらのあるベージュだったそう。
というのも、三重県の和歌山につながる東紀州エリアは、ここ数年、私は国内旅行でもっとも多く訪れていたところ。熊野古道を歩いたり、海洋深層水のお風呂でまったりしたり、無人島の岩場でサーフィンやシュノーケルをしたり。銚子ブルーの名で知られる川の源流で岩をつたって水遊びをしたり。三重への思い入れの強さでは誰にも負けませんってくらいに、思い出がたっぷり。
色味はこのほかにも、熊野市、七里御浜の端にある荒々しい岩肌の色味を再現したCharcoal Black(炭黒)。三重県北部に位置する鈴鹿山脈の火山物質や泥岩のしっとりとした深海のような神秘的な色のMud Stone(泥岩)がラインアップ。
機能面は、国内の土鍋生産量日本一の土鍋メーカー「銀峯陶器株式会社」が手がけているとあって蓄熱性が抜群、いつでも熱々のお料理がいただけるんです。
早速、春の食材を楽しみたいなと思って、ある日のランチに野菜のタジン(モロッコの鍋)を作りました。タジンは、焦げやすいので、鍋を強火でしっかり予熱。油を入れて馴染ませ、火を切ってから材料を入れて弱火で仕上げます。
その翌日に菜の花とあさりの土鍋ご飯を作りました。ご飯は、少しだけおこげがついたのですがそれもご馳走。底まできれいに掬って美味しくいただきました。
PETARIは、24cmか30cmの2サイズを展開していますが、我が家は、1〜2人前の分量の直径が24cmがちょうど良いです。
フタの長めのリムは、ぴったりと密着して鍋内の気密性を高め食材の旨みを逃しにくく、さらにフタは、裏返して収納できるように設計されているので、鍋蓋がボコッと飛び出ず、邪魔にならない。これぞ職人の確かな技術とミリ単位の細かな調整の工程の世界ですよ。
耐熱陶器に欠かせない土は、アフリカのジンバブエ産。特別な調合で製土します。独自で開発した釉薬を職人さんが一つ一つ手作業でかけているそうで、この釉薬も鉛やカドニウムを一切使用していません。そしてにおいや汚れのつきにくさや手入れのしやすさといった機能面があるのも嬉しいところ。
和洋のテイストにあって、落ち着いた色は、キッチンの雰囲気を邪魔することもありませんし、大切な方へのプレゼントにもぴったり。ホワイトデーのギフトになんて選んでみてはいかがでしょうか。
・PETARI https://petari.jp
・オンラインストア https://petari.stores.jp
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