ヴィーガン店が充実したガイド本が誕生!
こんにちは、都田です! まもなく秋を迎えますが、食べることが好きな方におすすめしたい新たな本が誕生しました。数々のレストランガイドがありますが、今回ご紹介するのは、好評発売中となっている「日本ヴィーガン協会公式 ヴィーガンレストランガイド」です。
「日本ヴィーガン協会公式 ヴィーガンレストランガイド」東京版と関西版の2冊。
ヴィーガンと聞くと、特別なライフスタイルに思われがちですが、最近は、食材の彩りがきれいで美味しそうな見た目であったり、これからの地球の課題でもある環境の問題、生命に関わることに危機感を持つ意識であったりと、おいしいとエシカルが両立したヴィーガン料理への関心が高まってきていることに気がつきます。
私もローフードを通じて、まず自分の体に必要なものを感じることを基本として、家や外出した先でヴィーガンの食事を選んで、楽しむことにしていますが、ただまだハードルを高く感じるなぁという方も多いのでは、という気がしていました。
そこで、今回、発売されたのが「日本ヴィーガン協会公式 ヴィーガンレストランガイド」です。東京版と関西版が登場し、ヴィーガンの入門編としてもおすすめしたいガイドブックなのです。一日の生活のなかで、年代を問わず、しかも食べることが好きという方に発信されるお店の情報は、エリアからも探せます。
日本ヴィーガン協会の理事の室谷真由美さん。環境省のアンバサダーとしての講演、学校給食にヴィーガンオプションの普及を展開。
もちろん軸にあるのは、持続可能な世界をつくりあげていく食文化を通して、ヴィーガンをわかりやすく伝えていくという思いです。ガイドブックの発売を記念して、監修を手掛けた日本ヴィーガン協会の理事の室谷真由美さん(写真上)に、その魅力を教えていただきました。
ビューティーフード研究家としても活躍する室谷さんは、ヴィーガンという言葉の存在が薄く、自分で情報を探すことが困難だった13年ほど前から実際に足を運んで開拓したお店2800件をもとに、いつか本を出したいと思い実現したのが、このガイドブックなのだそう。「お店の料理を通して作る人の色々な思いを直接聞き、その言葉に感動した」と話す室谷さん。そのことも大きな原動力になっているようです。
ところが、昨年末から出版の準備を進めていくなかに、残念なことに閉店を余儀なくされてしまったお店もあるのだそうです。これまでに日本国内のレストランやカフェを食べ歩いた情報をSNSで丁寧に伝えていくことで、店舗や食材を扱う企業の信頼も厚い室谷さん。再編集の大変さと、監修における力強いメッセージを受け止めました。
「もっとヴィーガンを日本に広めたい」と、思いを語る「FARO」シェフ能田耕太郎さん(写真右)
ご一緒したなかで、印象的だったのが、資生堂ビル10階のイタリアンレストラン「FARO」エグゼクティブシェフ 能田耕太郎さんです。2018年より、イタリアと東京をベースにした活動のなか、レストランにオプションとしてヴィーガンメニューを取り入れ、これまでにない新しい提案が話題となっています。メニュー展開の秘話には、ご苦労されたエピソードも。もちろん「FARO」は、ガイドブックに掲載されています。
素材の魅力を引き出す100%ベジプレートとヴィーガンパンケーキ。
ガイドブックお披露目の場となったのは、ヴィーガンレストラン「アインソフ ジャーニー 新宿三丁目店」。東銀座を本店にかまえるヴィーガン料理店のパイオニアです。この日は、トルティーヤ生地に包まれた野菜とベジタコスミート、ソイミートのフライ、ベジオムレツ、パンケーキなど、普段はお肉や卵で作られますが、植物性の食材でひとつひとつが丁寧に作られ、奥深さのある味わいを楽しめました。
偶然にもお誕生日を迎えられた、室谷さんのためにバースデーケーキが添えられ、お祝いが重なり、縁起の良い日となりました。
現在、オンラインストア(アマゾン)にて「日本ヴィーガン協会公式 ヴィーガンレストランガイド」の東京版と関西版が販売中です。「ヴィーガンってなんだろう?」と、その存在も気になっている方にもコラムが展開されているので、自由に、思い思いに食を楽しむヒントがたくさんつまった贅沢な2冊となっています。ぜひ、お手にとってご覧ください。
・日本ヴィーガン協会 https://vegan.or.jp
・室谷真由美さん
公式ブログ:https://ameblo.jp/mayucafe/
Instagram:https://www.instagram.com/muroya_mayumi/?hl=ja
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