
自然から生まれた香りと味で、心ゆたかなひと時を
こんにちは、都田です! 日本でもすっかりお馴染みになった中国茶、台湾茶。その飲み比べ講座へ行ってきました。この日は、すでにプライベートレッスンの生徒として通っている母に同伴させてもらいました。

今回、教えてくださった先生は、中国茶芸師、中国茶評員の資格を持ち、鳥取県米子市で教室「逍遥茶館」を運営する高橋先生。高橋先生は、中国の大学を卒業後、学生時代から好きだったお茶にまつわる資格を取得して、山陰各地でお茶の魅力を伝えています。

中国の薬学から派生したとされる古い歴史と茶葉の種類の多さには驚くばかりですが、その中からセレクトされた6種類のお茶を飲み比べます。
日本の茶道とも違い、中国や台湾産のお茶の良質な品質とおいしさ、茶器にもにこだわるもののようです。

まず、烏龍茶(青茶)の4大産地から、中国の今のトレンドとされる爽やかさが特徴の「安渓鉄観音」、安渓からもたらされた台湾の「木柵鉄観音」からスタート。

そして、台湾の標高1000m以上の山脈で手積みされる「梨山高山茶」。続いて広東省潮州市で花やフルーツなどの香りを感じる「鳳凰単叢 通天香(ほうおうたんそう つうらんこう)」、「烏崠単叢単叢(うとうたんそう みつらんこう)」へ。
最後に世界遺産 武夷山の岩茶(烏龍茶のこと)「金辺奇蘭」と、用意してくださった手作り茶菓子と棗や干し葡萄と共に、飲むお茶は、本当に美味しいものでした。

6種もありますから、先生は常に飲み進むのを見て、手元を止めずお湯を注ぎ、香りを確かめ、おいしいお茶を入れてくださいます。そして、講義も続きます。

産地が気温の低い山間地となると無農薬栽培となっていること、トラやゾウなど動物に遭遇する環境下での栽培が続けられていること、またさらに、お茶によってはコストダウンを目的にタイヤベトナムに移植した茶葉が混ぜられることも。

天候や自然の環境に左右される貴重な農産物という一面も改めて認識しました。
発酵の度合いで、変わる香りや味を楽しむというだけでなく、先生の経験や豊富な知識が重なって深みを増し、大変満足のいく講座となりました。
高橋先生、本当にありがとうございました。
・逍遥茶館 https://shop.shouyouchakan.com/about
Instagram: @shouyouchakan
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