靴下にひと目ぼれして、来日したデザイナーに会いに。
こんにちは。編集TIです。
スウェーデン発、カラフルでポップなデザインでおなじみの「ハッピーソックス」に、ウィメンズ向けブランド「ヒステリア バイ ハッピーソックス」が誕生! というニュースが届きました。ルックブックを見て、その可愛さにひと目ぼれ! あまりに好みだったもので、ヘッドデザイナーのパウラ・マソが来日すると聞き会いに行ってしまいました!
ミッドセンチュリーの建築と光彩アートにインスパイアされたというデビューコレクションは、幾何学的なプリントと大胆なグラフィックの、どこかレトロなムードが特徴です。
ベネズエラのカラカス出身のパウラ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、ウィメンズブランドでテキスタイルデザイナーとして活躍し、2016年からハッピーソックスのデザイナーを務めています。photo:Terumasa Seto
もともとブランドのファンだった彼女、ストックホルムに引越したことを機に「ハッピーソックスで働きたい」と自らコンタクトをとり、ヒステリアのデザインに携わることになったのだとか。今回のコレクションはミッドセンチュリー、なかでもジオ・ポンティの建築やファニチャーデザインが着想源となっているそう。「ルックブックの撮影にも、ストックホルムにある彼の建築やインテリアを使わせてもらったんです」と教えてくれました。
ヒステリアはハッピーソックス原宿店のほか、セレクトショップや百貨店で取扱予定。photo:Terumasa Seto
それぞれのデザインには「ジェーン」「カレン」など女性の名前がつけられています。その理由をたずねると、「ファッションの世界では、デザインに女性の名前をつける慣習があるんですが、それをヒステリアでも踏襲していて。何気なくハッピーソックスのオフィスで働いている子たちの名前をつけていたら、『私の名前もつけて!』とリクエストが殺到しました。ちなみに『ヴィクトリア』というドット柄のデザインは、ハッピーソックスのシグネチャーである“ビッグドット”にインスパイアされたものなんですが、ディレクターのヴィクトールの名前を女性風にしたものなの(笑)」
こちらが「ヴィクトリア」。毎シーズン、カラーや素材を変えて登場する予定だとか。
ハッピーソックスのカラフルで楽しいエッセンスを受け継ぎながら、ヒステリアのデザインにおいて彼女が大切にしていることは「ファッションの邪魔をしない存在であること。そして、つま先にちょっと差し色を加えたり、他の人にはわからないようなディテールへのこだわりを忍ばせること。これはランジェリーと似ているかもしれないわね」。たしかに他のファッションアイテムに比べると、思い切った冒険もしやすいのがレッグウエア。しかもヒステリアはデザイン性だけでなく、実際に履いたときの肌ざわりや履き心地も◎なのがさすが! 身に着けるたびにうれしくなるソックス、次の一足はどれにしようかと、ショップでひたすら悩みそうです……。
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