Editor's Blog

島耕作ラベルも登場!
会員制クラブで「神の雫」掲載ワインを体験。

こんにちは、ワインラバーのまりモグです。

昔からあまり漫画を読む習慣がなく、唯一読み込んでいたのが「美味しんぼ」くらい。そんな私が大人になってハマったのが、「神の雫」と「島耕作」シリーズです。

「神の雫」は、ワインのお勉強になる&登場するワインがすべて実在するもの、という点に惹かれました。ほとんどが高価で買えないのですが、なかには1000円台~1万円以内で買えるものも。ちなみに日本ワイン編では、フィガロで昨年取材したドメーヌ ミエ・イケノが掲載されていました。
島耕作は、彼との意外な共通点を発見し、興味本位で(課長からではなく)学生編から会長編まで数カ月で一気読み。漫画とわかっていても、セクシーでまっすぐな生き方にしびれます。

そこに飛び込んできたニュースが、チリのとある醸造家の来日。彼のワインは「神の雫」でも紹介されたことがあり、しかも今回、「島耕作」特別ラベルも発表するとの情報。会場である六本木の会員制クラブ、ル・クラブ・ドゥ・トウキョウまでやってきました。
1.png受付にあったタペストリー。これこれ、このシーンです。「神の雫」によると、「黒髪のセクシーな女性を思わせるアロマ」「リッチで豊潤で、適度にわがままで、そのくせ微笑むと数倍の愛情を返してくれる」と表現されています。――どんな味!?

パスカル・マーティ氏_04.jpg

中央の白いラベルが、漫画に登場した「クロ・デ・ファ」。手を広げているのが、噂の醸造家、パスカル・マーティ。フランス出身でボルドー大学醸造科を卒業し、かの「シャトー・ムートン」や「オーパス・ワン」を手がけたワイン界のスターです。そんな輝かしい経歴と経験を新世界チリに持ち込み、ヴィーニャ・マーティのオーナーに。

実際「クロ・デ・ファ」を飲んでみると……想像力と表現力が遠峰一青(「神の雫」の登場人物)にまるで及びません……。でも、おいしいことに間違いはありません。味わい深いのに重くない。「リッチで豊潤」だけはっきりと認識できました。
集合カット_02.jpg

当日はパスカル同様、ワイン界&漫画界のスター亜樹直先生も登壇! パスカルのワインをプライベートでダース買いしているそうです。「本当においしいと思ったものしか載せていない」というコメントも印象的でした。
島耕作35周年記念ラベルワイン.jpg

そしてもうひとつの目玉がこちら。島耕作 35 周年特別企画として、「島耕作×ワインショップソムリエ」限定ラベルがお披露目に。ヤング~会長バージョンまでの島耕作と、大町久美子などヒロインのラベルも。
(ちなみにいちばん高価な「クロ・デ・ファ」は、当然会長ラベル!)

島耕作ファンの方はご存知かと思いますが、部長編では島さん、ワイン事業をやられています。作者の弘兼憲史先生自身も大のワイン好きで、ワイン本を多数出版。学生時代からワインを飲み始め、社会人になって使える金額がUPしていくにつれ、ワインのレベルも上がっていったそう。インタビューしたところ、先生のお気に入りはセカンドの「カラク」。5000円台とコスパがよく、ナパワインのような濃厚と丸みがあるためか、ほんのりとした甘さも感じます。

「クロ・デ・ファ」は間違いなくおいしいですが、なかなか手が出ないのも事実。パスカルのワインは「カラク」ほか、3000円台で買える白ワイン「コラゾン・デル・インディオ」などもあるので、シーンに合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
テイスティングパーティ_01.jpg

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