ワイン選びはどうしていますか？

ホームパーティへの手土産や、お世話になった方へのお礼……
ワインを選ぶという経験をされている方はきっと多いですね。
著名な銘柄ももちろんいいけれど、このメンバーなら、この人に贈るならこれがベスト！と思えるワインに出合えたときはうれしいものです。
編集YUKIにとってそんな出合いをさせてくれるお店のひとつが、ワインショップ・エノテカ＆バー 表参道ヒルズ店です。

場所は、表参道ヒルズ本館の3階。店名どおり店内にはカウンターバーがあります。

オープンしたのは今年3月。表参道らしい“多様性”“個性”を意識したセレクトで、フランスやイタリアはもちろん、ニューワールドワインも充実。オープン時にはニューヨークワインが特集されていたのも印象的でした。

天井が3メートル以上という空間に約500種類以上のワインが並ぶさまは、まるで図書館のよう。

アペロ（アペリティフ＝食前酒）でワインを日常に取り入れてほしい、との思いから、バーではシャンパンやワインとおつまみのセットも用意。グラスワインの種類も豊富なので、ワインが好きだけどそんなに詳しくない……というわたしにとっても、飲みながら専門知識をもつスタッフの方々にいろいろ教えてもらえるのもうれしい点のひとつです。

何とルイ・ロデレール クリスタルもグラスで提供。
そしてファンが多いというこちらの「パルマ産24カ月熟成 生ハム」がものすごくおいしい！ 切りたてで、柔らかくて旨味があり、生ハム観が変わります。￥1,000でこのボリューム。

最近はマリアージュのイベントも開催していて、次回は8月24日（金）〜26日（日）に、にぎり寿司×ワインのマリアージュを実施するそう。お寿司には白ワイン、と真っ先に連想しましたが、5つのマリアージュに白ワインがひとつも入っていないとのことで、気になります。

わたしがワインショップ・エノテカ＆バー 表参道ヒルズ店さんで最初に購入したのは、サッシカイアというイタリアのワインの「レ・ディフェーゼ」でした。以前、サッシカイアのオーナーファミリーのプリシラ・インチーザ・デッラ・ロケッタ女史を招いての会に出席する機会があり、ワインのおいしさと、イノシシと犬のラベルを覚えていました。

イノシシの牙は、イタリアの童話で縁起がよいとされているそう。そしてプリシラさんが、サッシカイアのワインは、マーケットに合わせるのではなく、土地でできるベストを造る、と穏やかに言われた言葉に、ワインへの愛情と自信を感じられたのが印象的でした。それで、気の置けない人とシェアする機会にサッシカイアのワインを選ぼう、と漠然と決めていました。

このワインを買った日は、大切な友人を想う日でもありました。友人のひとりも偶然、エノテカさんで扱うイタリアワイン、イル・ボッロの「ポリッセナ」を持参していたので記念撮影。音や匂いと同じように、味も深く記憶に残るものだなと感じます。シェアしたかった味と、よく一緒に楽しんだ味。今月はちょうどそんなふうに、多くの人にとって、誰かのことを思い出す時期でもありますね。いっぱい思い出して、いっぱいワインを飲みたいと思います。←いつものことでは……という声が聞こえてきそうです。笑