Editor's Blog

おいしくて楽しい、蔵前散策。その1

最近、散歩していますか? わたしはまったくできていません。編集YUKIです。

目的地へまっしぐらに進むだけではなく、行き先を決めずに街のいろんな魅力を発見するように散歩をしたい、と思っていたある日、久しぶりに蔵前を訪れる機会があり、あらためてこの街を散歩したくなりました。

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その機会とは、蔵前を拠点にケータリングやスタイリングを行う二部桜子さん主宰「SHUNNO KITCHEN」の1周年イベント。写真は「出汁スープ with 夏野菜」、「ぶーぶーファーム(富山県)の放牧豚グリル」。厳選した旬の食材を使ったお料理の数々に、東日本橋の「ビーバーブレッド」のパンや、何とワインも台東区のワイナリー、Book Road(葡蔵人)からという地元愛と、何より二部さんのお料理のおいしさに感激。食後にいただいたお茶のうつわも、近所のお店「proto」のものでした。

そこで後日、地元在住の友人を誘って蔵前散策へ。都営浅草線の蔵前駅から地上に出るとどこか懐かしい光景が広がり、早くもわくわくしてきます。

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真っ先に向かったのは、大好きなお店「結わえる」。ここの寝かせ玄米のおいしさに感激して以来、自宅でも実践しています。

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カウンターに並ぶ魅力的なお皿の数々から主菜や副菜、汁ものなどを選んでトレイに載せていくスタイル。「ハレ箱膳定食」は寝かせ玄米、汁物、主菜、漬物、おばんざい2品で¥1,100。もちもちの寝かせ玄米(写真はハト麦入り)、根菜のお味噌汁をはじめ、しみじみと身体に染みわたるおいしさ。
こちらのお店は、調味料や日本酒、食材などを扱う物販コーナーも楽しいです。

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この日はちょうど、毎月第一土曜日に街のさまざまな場所で行われているイベント「月イチ蔵前」当日でした。「結わえる」の隣、国内外の旅行者に人気のホステル、Nui. HOSTEL & BAR LOUNGEの前には、うつわや野菜、そしてホットドッグが並んでいました。

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千葉県我孫子市の「自然野菜 のら」の野菜たち、その敷地内で制作されているうつわやアクセサリー、オブジェ、そして千葉県松戸市を拠点に活動するフードユニット「Teshigoto」が作るホットドッグ。野菜はどれも新鮮そうで、紫色のオクラなど普段あまり見かけないものも。風味は豊かだけれど辛くないという紫トウガラシを入手しました。
ホットドッグにはのらさんの青ナスとミントを使ったペーストが使われているとのことで、スパイスとハーブが利いたブラジリアンソーセージと合いそうで、もう見るからにおいしそうでしたが、定食をしっかりいただいた直後だったので断念。メニューは毎月替わるとのこと。次回はお腹をすかせて向かいたいと思います。

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次は、以前このブログでトラフ建築設計事務所とのコラボレーションによるユニークなミラー「サンフラワー」をご紹介した、アッシュコンセプトが運営するインテリアショップ「KONCENT」へ。「サンフラワー」はもちろん、珪藻土を使用したブランド「ソイル(soil)」など、暮らしを楽しく彩ってくれそうなアイテムが並びます。蔵前発、“身体に優しいコーヒー”がコンセプトの「ソルズコーヒー(SOL'S COFFEE)」もここでいただけます。

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そして「SHUNNO KITCHEN」さんを再訪。

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 ビルの2階のこの扉を開けるや否や、看板犬のあづきちゃんがお出迎え。見上げる先はご主人様の二部さん。とても大人しくて、人懐こくて可愛い!

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「月イチ蔵前」の日はランチやスイーツをここでいただけるのです。ちょうどプラムのタルトが焼きあがったところとのこと。この光景を見てしまったら抗えず、迷わず注文。

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スタイリングも手がける二部さんが作る空間がとても素敵で、さりげなく飾られたうつわやグリーン、ホワイトセージの束などを眺めているうちに、タルトが運ばれてきました。

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甘酸っぱさが残る瑞々しいプラムと、ほろほろ口どけのよいタルト生地は、幸せなひと皿でした。自家製スダチシロップを使ったスダチソーダも爽やかで優しい酸味が利いていて、いくらでも飲めそう。

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インテリアに同化するあづきちゃん。つぶらな瞳で見上げてくれる様子は、ぬいぐるみのようです。二部さんから近所のおすすめスポットまで教えていただき、さらに散策を続けます。(次回へ続く)

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