猫を追いかけて、尾道散歩。(前半)
こんにちは、編集TAOです。
年末年始の帰省で、尾道に行ってきました。
山と海に囲まれた自然豊かなザ・瀬戸内の風景。
それだけなら、実家近隣の町は大体そうとも言えるのですが、
歩いて回れるちょうどいい規模感に、
ユニークな個店がたくさん並んでいるのは尾道ならでは。
近年では移住者が増えて、ますます新しい店が増加中。
訪れる度に新しい発見があり、いまでは帰省の度に尾道散歩が定番に。
今回の目的は、2018年7月号「日本&世界一周、私の偏愛グルメ。」で、
カメラマン伊藤徹也さんが紹介してくださった隠れ家ビストロのビズー!
……だったのですが、残念ながら年末年始はクローズ中。
ほかにもお休みの店が多かったのですが、それでも素敵な店に出合えました。
まずは、友人と尾道「U2」で待ち合わせ。
2014年にオープンした倉庫を改装したホテル「U2」は、もはや尾道の玄関。
レストラン、ベーカリー、雑貨屋が入り、
おしゃれな瀬戸内土産もたくさん揃っているので退屈しません。
自転車で街を周るなら、ここでスポーツバイクのレンタルも可能。
商店街に入ると、気になる店があちこちに。
入口にある人気カフェのテイクアウトの店「おやつとやまねこ」。
既に大行列で午後には売り切れてしまいそうだったので、早速プリンをゲット。
定番のレモンソースのプリンと、いちじくソースのプリンが私のお気に入り。
レトロなパッケージも可愛くて、大人買いしたくなります。
お昼ごはんは、銭湯を改装したカフェ「ゆーゆー」で。
ノスタルジックな空間で、タイムスリップ気分。
ごまが香る元祖尾道ラーメンをいただきました。
ロープウエイで、山頂の千光寺へ。
千光寺の坂道は「猫の細道」と呼ばれる、猫好き歓喜の場所。
200メートル続く路地のあちこちには、
絵師の園山春二が置いたといわれる888体もの福石猫。
この一帯で保護されているたくさんの猫たちが、のんびりと道を歩いています。
空き家をリノベーションしたカフェやギャラリーもあり、
隠れている猫モチーフを探しながら散歩しているだけで楽しい。
一角に宮沢賢治をモチーフにしたバーもあるのですが、
いつも訪れるのは昼間なので、一度も来店がかなわず……。
おやつタイムに、カフェのテラスでお餅を焼きました。
火鉢でじわじわと焼いた餅に、自家製味噌をたっぷりと塗って。
寒い空の下いただく熱々のお餅は、格別の味わい。
千光寺から下る道にある新ホテル「Log」が評判で、行ってみたかったのですが、
猫を追いかけてあっという間に下ってしまい、すっかり立ち寄るのを失念。
また訪れる理由ができたと思おう……。
帰路につく前に、ずっと行ってみたかった、
隠れ家風の香味喫茶「ハライソ珈琲」へ。
店主のセンスが光る、アンティークのインテリアが素敵。
珈琲豆は手廻し焙煎器を使って少しずつ焙煎、ネル布で抽出しているそう。
香り高いコーヒーを片手に、至福のひとときでした。
後半で、年末年始には行けなかったけれど、
オススメの尾道アドレスをご紹介します!
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