Editor's Blog

景色に歴史に建物に......素敵すぎる、志摩観光ホテルのこと。

こんにちは、編集まりモグです。
春。心地いい陽気に誘われ、ニッポンの旅に出かけました。場所は伊勢志摩。目的は、言わずと知れたお伊勢さんへ……ではなく、さらに南へ行った賢島(かしこじま)に立つ、志摩観光ホテルです。

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左:英虞(あご)湾からザ クラシックを望む。右:こちらはもう1棟の館、ザ ベイスイートの屋上庭園。

小さな島々が英虞湾に浮かぶさまは、まさにザ・リアス式。養殖真珠の筏(いかだ)が海に浮かび、その間を小舟が行き交う様子は、この海が志摩を育んできたんだなあと実感できます。日本の景色には違いないけれど、なんだか「ここは本当に国内?」と不思議な気持ちになります。

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このどこまでも入り組んだ感じ、とっても新鮮。

今回宿泊した部屋からもこの風景が。真正面から見ると、窓の冊子が額縁に思えてきます。志摩観光ホテルの歴史は長く、村野藤吾が設計し、1951年(昭和26年)に開業していますが、ザ クラシックは2016年にリニューアルしています。古きよき文化の香りはそのままに、館内はモダンですっきり、ますます快適に。

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シンプルで居心地のいいザ クラシック内の、プレミアムデラックスルーム。

滞在中何度も訪れたのは、こちらのゲストラウンジ。スイートルーム限定、ではなく宿泊者全員が利用できるスペースです。幅允孝氏が代表を務めるバッハによりディレクションされた本は、伊勢志摩に関係するものや、山崎豊子の小説などなど。時間に合わせて提供されるお茶やビール、ワイン、お菓子をいただきながら、自由な時間が過ごせます。
奥には、デンマーク・ダリ社のスピーカーが置かれたリスニングルームも。最高の音響でクラシックを聴きながらワインなんて、なんとも優雅。天気がよければ、英虞湾に沈んでいく夕陽も見られます。

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左:ゲストラウンジの一角、リーディングルーム。 右:奥の扉を開けると、リスニングルームが。

志摩観光ホテルといえば、2016年に行われた伊勢志摩サミットの舞台のイメージが強かったのですが、それ以前にも昭和天皇をはじめ、皇室に愛されてきた偉大な歴史が。小説家の山崎豊子も、この場所の景色から『華麗なる一族』の冒頭、「陽が傾き、潮が満ちはじめると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる。」という一文を書き上げています。館内には、そんな歴史を感じられる展示がそこここにあります。

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左:山崎豊子が実際に使用していた机と椅子。ザ クラシックとつながる館、ザ クラブの一角にあり、自由に見学できます。右:ザ クラシック1階のレストラン、ラ・メール ザ クラシックには、サミットのワーキングディナーで実際に使用されたテーブルが。人気のフォトスポットになっています。

サミットでワーキングランチの会場となった、カフェ&ワインバー「リアン」ものぞきにいきました。個人的にはこちらの内装がいちばんツボ。開業時からリニューアルはしていますが、村野藤吾“流”がストレートに感じられて、見ていて飽きません。山荘にいるような、独特の温もりがあります。夜はワインバーになりますが、訪れたのが昼過ぎだったため、アフタヌーンティーセットをいただきました。

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左:木を多用した「リアン」の内装。晴れた日にはテラスもおすすめ。右:春のアフタヌーンティーセット(\3,800)は5/31までの限定。この日は、イチゴエクレアなど計13種類のサンドウィッチ&スイーツが盛り込まれていました。

建築、歴史、景色と見どころたっぷりな志摩観光ホテルですが、より深く堪能できるのが、数多くのアクティビティ。日によって替わるのですが、星空案内人による星空観察会や、伊勢の木のおさじ作り、ヨガなど約30プログラム! 今回は、そのうちふたつのアクティビティに参加しました。
そのひとつが「伊勢型紙つくり」。三重県の伝統工芸なのですが、地元の人でも知っている人が少なく、もちろん私も初体験! 本来、彫刻刀でくりぬいてデザインするベースの型紙を作るところからスタートするのですが、今回は用意のあるいくつかの型紙からチョイス。ハガキやノートといった素材に、型紙を合わせて色を付けていきます。型紙をどこに合わせるか&どこになんの色をのせるか、思った以上に悩みますがそれが楽しい! やり方によっては柄がはみ出して滲んでしまったりするので、自ずと真剣、無口になります。こうして完成したハガキは思い入れもひとしお。三重の伝統工芸と、思いがけない出合いになりました。
(アクティビティの詳細は、ホテルのHPにて紹介されています)

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左:ベースとなる型紙のデザイン。いくつかの柄を組み合わせてもOK 右:少量の水で色を溶いて、絵筆で色のせ。

もうひとつのアクティビティが、2018年からスタートしたラウンジクルーズ。ホテルのプライベートクルーズで英虞湾をぐるりと周遊します。名物のアオサの養殖網を間近で見たり、遊覧船では通れない小さな橋をくぐり抜けたり……。窓から見えた小さな島々を同じ目線で見ると、志摩の自然に包まれている気持ちになります。夕暮れ時はサンセットクルーズも可能なので、これからの季節は特におすすめです。

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左:こちらのクルーズ船に乗って、賢島周辺をお散歩。右:緑のじゅうたん、アオサの養殖網。

1泊の滞在でしたが、伊勢神宮など観光地に行かずともホテルの中だけで盛りだくさん! おこもり形のステイではありますが、志摩観光ホテルは“アクティブなおこもり”を実感できます。さらにグルメも大充実。絶品づくしの感動食体験は、次回まりモグにて紹介します。

志摩観光ホテル
三重県志摩市阿児町神明731
tel:0599-43-1211
ザ クラシック1名¥15,300~、ザ ベイスイート1名\32,300~(いずれも1室2名、朝食付き)
www.miyakohotels.ne.jp/shima/index.html

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