Editor's Blog

あったかい思いが詰まった、インテリアに会いに。

あったかい、と書きつつ、とにかく暑いですね……。
この湿度で我が家の棚は膨張し、扉が閉まらなくなりました。木の家具は生きているのだなあと、暑さでぼーっとしながらもさらに愛着が湧いた編集YUKIです。

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インテリアについてもいま価値観が多様化して、サステイナブルであることや、背景にある物語など、さまざまなものが求められるようになっているのかもしれない、と先日、国際見本市「インテリア ライフスタイル」に行って感じました。新作アイテムとともに、作る人、繋ぐ人、売る人、伝える人たちが一同に会し、それぞれのあったかい思いに触れることができました。

あのテーブルもあのオブジェも素敵だったのに写真撮ってなかった!などとショックを受けつつ、この日出合った素敵な展示やアイテムをご紹介します。

センプレデザイン「Ro Collection」

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こちらはセンプレデザインから、日本初上陸のデンマークブランド「Ro Collection」の展示。「Ro」はデンマーク語で「静けさ」「落ち着き」を意味します。

花器として使われている、ユニークな形のガラスのうつわの名は「ハリケーン」。昔ながらの石油ランプにインスパイアされ、中にロウソクを入れて灯すとアウトドアでもインドアでも安定して優しい光を提供してくれるそう。まさに「ヒュッゲ」な時間にぴったり。このうつわたちとそんな時間を過ごしたいです。
www.sempre.jp/brand_detail/323


flames

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会場を散策中に「カッコいいものがある!」とブースに吸い寄せられたのは、愛知県名古屋市を拠点とするアイアンBBQギアブランド「flames」。80年以上の歴史をもつ工業製品加工会社が立ち上げたブランドなのだそう。シンプルでスタイリッシュな佇まいの「cart & shelf」(写真)は、室内にもディスプレイしたくなりますね。

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写真手前は「low style BBQ grill」。日本人が囲炉裏を囲んで語らってきたことに着想を得た、みんなで囲んで調理するスタイル。このシンプルなデザインにびっくりするほどの機能が詰まっています。
https://flames-jp.com

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FIEL

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福岡の老舗家具メーカーMARUSOによるデスク専門ブランド「FIEL」から、デザイナー西尾健史氏が手がけた新作「BUMP」。無垢の角材とスチールを組み合わせて、置き方によってローテーブルやサイドテーブル、マガジンラック、スツールとさまざまな役割を担ってくれます。写真がないのですが、ハイテーブルも素敵でした!
https://fiel.jp


双円

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こちらは2018年にスタートした「双円」から。名前のとおり、ふたつの円を重ねたような特徴的なデザインを、異業種・異素材でシェアするという画期的な取り組みです。
www.soen-japan.jp


大蔵山スタジオ

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この彫刻のような美しいものは、何とドアハンドル。宮城県の大蔵山スタジオが、暮石や建材からアートまで、幅広く重用される伊達冠石を使った製品を開発。使用し続けることでの経年変化も楽しめるというのは、天然の素材ならではで魅力的ですね。
https://okurayamastudio.com

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竹尾

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紙の専門商社、竹尾は昨年開催した「竹尾ペーパーショウ」でクリエイターたちとともに発表した展示の中から、ふたつのマテリアルを新事業としてスタートしました。これはそのうちのひとつ、パルプモールド(卵のケースなどに使われているもの)を鮮やかな色紙などで製作した「ファインモールド」。今後、どんなふうに用途が広がっていくのか楽しみです。
www.takeo.co.jp


松葉畳店

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静岡の松葉畳店は、原料のい草の吸湿効果や心地よい香りを生かしたインテリア雑貨を提案。い草のパーテーションなど、ディスプレイが素敵でした。
www.matsubatatamiten.jp


アトリエヨクト

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南アルプス・白州で道具や家具デザインを行うアトリエヨクトは、日本で料理を運ぶ道具として使われてきた「岡持ち」をリデザインした「OKAMOCHI」をはじめ、使う人がカスタマイズ可能なアイテムを発表。編集YUKIは写真右手前のスマートフォン用スピーカー(木の反響を利用して、音が広がります)と左上のペーパーホルダーがとても気になっています。
www.a-yocto.jp

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SYN:

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会場でぱっとグリーンが目に飛び込んできた、長野県の「SYN:」のブース。信州の自然の中での暮らしと知恵をもとに、足もと、香り、肌、食の観点からプロダクトを開発するという、新しいブランド。第一弾の靴下を皮切りに、お茶やフレグランスも発売予定だそう。
www.syn-project.com


木村硝子店

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木村硝子店のディスプレイも綺麗でした。
www.kimuraglass.co.jp


MIYAVIE

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アーティスト木村浩一郎氏がディレクターを務める「MIYAVIE」。安全でリサイクル可能なポリエチレンなどの樹脂を使い、インテリアや家具から建設資材、医療・介護にいたるまでさまざまなアイテムを手がけます。写真はフレグランスから、「ISE hinoki」。伊勢神宮の遷都の際に使用される御用材の育つ山で採れた、由緒あるヒノキの枝葉から抽出したエッセンシャルオイルは、なじみのあるヒノキの香りとはまた違い、何とも上品で清々しく、ずっと深呼吸していたくなりました。
http://miyavie.com

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パピエ ティグル

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フィガロジャポンでもおなじみ、フランス発のステーショナリーブランド「パピエ ティグル」の新作も! 個人的には魚の形のホチキスに目が釘付けになりました。
https://papiertigre.jp


HARU stuck-on design;

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貼ってはがせる空間装飾テープ「HARU stuck-on design;」を使ったデモンストレーションもありました。「バレンタイン」がテーマのシーズナブルカラーを使って、ハートを制作中。
https://haru-stuckondesign.com


おいしい日本茶研究所

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ランチには、食のゾーンに出展していた「おいしい日本茶研究所」による、茶葉の成分を100%使用した日本茶ペーストを使ったおにぎりをいただきました。ふわっと日本茶が香ってとってもおいしい!
http://oitea-lab.shop

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そして今回とっても心に残る、そしてこれからも繋がっていきたい素敵なプロジェクトとの出合いがありました。この件はまた次回お届けします!

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