
五味弘文&チームラボが手がけた、夏限定お化け屋敷に潜入!
こんにちは、編集TAOです。
夏の風物詩といえば、肝試し。
学生時代、くじ引きで仕掛けて好きな人とふたりで歩いたなんて、
甘酸っぱい青春の思い出ももはや遠い彼方……。
怖いものが極度に苦手な私は、
お化け屋敷なんて二度と訪れることはないだろうと思っていました。
そう、隣席の編集KIMに言いくるめられるまでは。
「これ、おもしろそうだよ。行かない?」と、
ある日、編集KIMから渡されたのは、
東京ドームシティアトラクションズ内のお化け屋敷「怨霊座敷」のリリース。
9月23日まで期間限定で、夏の特別演出『怨み針の女』が開催されているとのこと。
『その家には、かつて夜雨子という女性が暮らしていました。
しかし、夫とその浮気相手の謀みによって、病に倒れてしまいます。
二人の悪行は止まることがなく、寝ている夜雨子の前で、彼女の顔写真に針を刺します……』
リリースに書かれたストーリーの冒頭を読み、一瞬で拒否。
「いやいや、私怖いもの大っ嫌いですし!」
「でもチームラボが映像演出してるよ」
「えっそれは気になりますね。でも……」
「終わったら、焼肉奢ってあげるよ」
焼肉というパワーワードに釣られ、
10年ぶりのお化け屋敷に行くことになったのでした。
手荷物をロッカーに預けて、まずは説明を聞きます。
『怨み針の女』にはミッションがあり、
夫と浮気相手に殺された夜雨子の呪いを解くため、
枕の下に隠した写真を探し出さなければならないとのこと。
お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんが手がけているとあって、
ストーリー性に富んだ参加型のユニークなプログラムになっています。
枕の下に写真が置かれてるなんて、間違いなく何か起こる気配。
靴を脱いで畳の廊下を歩き、中に入ります。
最初の部屋にはカメラが置いてあり、ここで記念写真をパシャリ。
お化け屋敷の中で、この撮影した写真が飾られています。
家族のポートレートが飾られているのですが、それだけでもう不気味……
また出口にはチームラボが手がけた「怨霊カメラ」があり、
サイネージの前に立ってボタンを押すと自動的に撮影が始まります。
加工を施された画像は、SNSなどからダウンロードできる仕組み。
蛍光色に光る蛾が目の前を飛んでいったり、
チームラボのこまやかなデジタル演出がそこかしこに。
しかし、そんな演出を純粋に楽しめたのはここまででした。
蝶々かと思っていたら蛾でした。この後、蛾の繭が張り巡らされたような部屋も登場。
次の扉を開けると現れたのは、無数の針が刺さった人形たち。
あちこちで聞こえる悲鳴、不穏な気配、影から飛び出して来る人形……
きっとよからぬものが待ち受けているのに、
次に進むには自ら扉を開けていかなければなりません。
無数の針が刺さった日本人形がおどろおどろしい。
怖くて足がすくむ私をよそに、果敢に扉を開けて次の部屋へと向かう編集KIM。
隠れた仕掛けに驚かされ飛び上がり、こわがりつつも果敢に進んでいく編集KIM。
その雄姿に感服しつつ、気づきました。
編集KIMを囮に、どんな仕掛けが現れるのか見てから進めば、
そこまで怖くないということに!
押し入れの下段をくぐり抜けたり、布団がたくさん敷いてある道を通り抜けたり、
この怖さを半減させる方法を身に着けてからは、
なんだか冒険している気持ちで楽しめました。
ドアを開けて先に進む勇敢な編集KIM。
そうはいっても、強がりに過ぎません。いや、本当に怖かったです。
終わった後は、足がガクガク震えていました。
早く脱出したくて、最後は必死でミッションをクリアした私です。
暑い夏の夜が、ひんやりと涼しくなりました。
東京都文京区後楽1-3-61
開催中~9月23日
ノーマル ver.(昼の部):10時~16時
ハード ver.(夜の部):17時~22時 ※9月2日以降は21時まで
料金¥1,030
https://at-raku.com/attractions/laqua/onryouzashiki
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