ヴィンテージが好きなワケ。
こんにちは、編集MIです。
季節外れの暑さも落ち着き、肌寒さも感じる今日この頃。長袖を着ることが多くなりました。洋服に限らず雑貨など古いものが好きで、旅先ではヴィンテージショップを巡り、なにかしらちょこちょこ購入しては、自宅の棚やラックにモノが増えていきます。
時を経てきた姿に味のある質感、古いものにはえも言われぬロマンが宿っていて、いろいろと妄想も膨らみます。最近ふとした瞬間に目が釘付けになったもの――
ヴィンテージのワンピースの袖口。
このギャザー、このステッチ……たまりません。布の質感もいいのです。夏前に購入したワンピースなのですが、この季節にちょうどよく、最近よく着ています。ヴィンテージの洋服は、細部の仕様も細かく丁寧で、こういったディテールにハッとさせられます。
東京で、近くを訪れた際にふらりと立ち寄ることが多いお気に入りのヴィンテージショップTOROで出逢いました。昔は明治通り沿いの原宿のビルの一室にありましたが、いまは千駄ヶ谷寄りの落ち着いた場所へ移転しています。
お店へ入るとスチームアイロンの音と香りが漂って、きれいに整えられた洋服たちに、店主の愛がこもっています。いつもここを訪れると、リラックスするとともに、背筋が伸びる思いもあります。そんなに頻繁に訪れるわけではないのですが、ふとした瞬間に思い出し出かけては、素敵な出逢いがある、そんな存在です。お気に入りのお店がどんどんなくなってしまったなか、このヴィンテージショップだけは、ずっと心地いい佇まいで居続けてくれています。
ARCHIVE
MONTHLY