
オランダ流"ニクセン"を取り入れてみました。
こんにちは、編集まりモグです。
これまでのライフスタイルを見直す今日この頃。デンマークのヒュッゲをはじめ、世界にはいろいろな暮らしのキーワードがありますが、いま気になるのが“Niksen(ニクセン)”です。ニクセンとはオランダ語で“何もしない”ことを指す言葉。実はオランダ、OECDのワークライフバランスランキング(2019年)で世界一位、ユニセフの子どもの幸福度ランキング(13年)でも首位になった国。そんな幸せな国・オランダの暮らしの秘訣が書かれているのがこちらの書籍『週末は、Niksen。』です。
仕事もプライベートもスケジュールがみっちり、To doリストをこなしていくのが日常で、さほどギモンに思っていなかったのですが、この本を読んでふと立ち止まりました。何もしないこと、というのは日本人にはハードルが高いように感じますが、最初は1分だけでもいいそう。たとえばテレワーク中、スマホやPCもみないで窓の外を見つめてぼーっとしたり。ふっとリラックスできる瞬間、それがニクセンだそうです。


オランダ人にはみなそれぞれ、自分流のニクセンがあるそう。たとえば公園を散歩したり、出勤前にお気に入りの喫茶店でコーヒーを飲んだり、花や植物を愛でたり。仕事中だとどうしても時間に追われ、罪悪感がありますが、途中でニクセンすることで仕事の効率もアップ。夜は早々に帰宅し、家族と食卓を囲む。旅先では予定を詰め込まずノープランを楽しみます。
ちなみにオランダの有給消化率はほぼ100%だそう! 自分をしっかり持ち、他人の目を気にしない&他人と比較しないオランダ人、心から憧れます。いますぐすべてを真似することはできませんが、奇しくもいまはステイホーム期間。自分なりのニクセンを見つけて、暮らし方、働き方を見直してみてもいいかもしれません。
オランダに行きたくなってしまうのが難なのですが、本に添えられた写真もとっても素敵です。
●山本直子著 大和出版刊 ¥1,650
ARCHIVE
MONTHLY