おいしく食べて飲んで、整える。
新木場のCASICA(カシカ)は、家具、雑貨、古道具、うつわ、本、植物など、生活を豊かにしてくれるさまざまなモノが集まるスペース。福岡のライトイヤーズのラグも扱っていたりと、ラインナップが楽しい場所なのです。カフェも併設していて、おいしいごはんも食べられます。
そんなカシカにこの6月、新たな動きがありました。薬膳の視点を取り入れた「Arkhē apothecary&kitchen(アルケー・アポセカリー&キッチン)」が誕生したのです。
アルケー・アポセカリー&キッチンは、「おいしく整える」を合言葉に、あらためて「食べること」について考え直したそうです。人は食べたもので作られる、食べることは有機的な人間を生み出す、と。
そんな考えを出発点として、南風食堂の三原寛子さん監修のもと、これまでも展開していたカフェでは薬膳の視点からメニューをリニューアル、お持ち帰りもできるお茶やグラノーラ、お出汁などの乾物を販売することになりました。
こちらが販売スペース。古い薬屋さんのような棚が素敵です。
ここではひとりひとりに合わせた処方箋のように、好みの素材を合わせたグラノーラを購入できるのです。グラノーラは、プレーン、チョコレート、ジンジャーの3種類ベースに、身体によいさまざまな乾物をミックス。全7種揃います。値段は180gで1,650円。
イベントなどでは、店員さんがひとりひとりのリクエストに応えてグラノーラの具材を詰めていってくれます。本当に昔の薬屋さんみたい(想像ですが)!
私はチョコレートベースにイチジク、デーツ、ピスタチオ、くるみをプラスしてオリジナルを制作。
パッケージも可愛いです。
そして、お出汁は「雪中キャベツと椎茸の野菜出汁」など全3種、お茶は「柿の葉とローズのグリーンルイボス茶」などの全5種、和漢チャイもあります。ギフトにもおすすめの品揃えです。
---fadeinpager---
そして気になるカフェのごはんはこちら。
この日いただいたランチセット、豚の薬膳煮込み、夏野菜の焼き浸し、ひじきとレンズ豆のサラダ、青菜と豆腐の赤だし味噌汁、柚子と生姜のグラノーラ(自家製ヨーグルト添え)。やさしくも滋味深い味わい。1,320円。
こちらのメニューでは、アルケー・アポセカリーのお出汁を使った料理が楽しめます。ランチセットのほかに、薬膳カレーやベジタリアンカレーなども。もちろんデザートも展開していて、桂花杏仁や豆花、薬酒レーズンとデーツのマフィンなどいろいろ。こんなお店が近所にあったら……毎日通ってしまいそうです。
食後のお茶は、薄荷と陳皮の文山包種茶。すっとした味。
新木場近くへ行かれる際は、ぜひ立ち寄ってみてほしいスポットです。編集MIでした。
住所:東京都江東区新木場 1-4-6
tel:ショップ03-6457-0826/キッチン03-6457-0827
営)11時~18時(L.O.17時30分)
休)月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休み)
ARCHIVE
MONTHLY