秋の夜長に、『el tempo』のライブ配信。
昨日の台風、大丈夫でしたでしょうか。
わたし編集YUKIは自宅にこもり、夜にはシシド・カフカさん主宰『el tempo』のライブ配信を観ることができました。
2018年に初開催され、madameFIGARO.jpでも特集記事を掲載した『el tempo』は、たびたび足を運んできた大好きなイベント。8月に続いて2度目のライブ配信でした。
8月は無観客で行われ、VJによる映像とのコラボレーションや、終演後の打ち上げもライブ配信されるという、新しいアイデアもたくさん詰め込まれていました。今回はブルーノート東京にて、観客の方々の反応も! カフカさんの指揮に合わせて拍手で参加する様子も観られて、モニター越しにうれしくなりました。
そして今回は、ドラムやパーカッションなど打楽器メインの『el tempo』に、初めてギターとピアノの奏者も参加。公演前にカフカさんが寄せてくださった言葉にあったように、「メロディが入ると 音楽はたちまち装いを変えてポップになる」――そのさまは想像をはるかに超えて、とても鮮やかで新鮮でした。
生で観たかった!と思うと同時に、台風の中移動することなく、ビール片手に公演を観られる快適さも享受しました。
公演に先駆けて、ブルーノート東京の公式YouTubeチャンネルでは、カフカさんと、カフカさんの師匠であるブエノスアイレスのサンティアゴ・バスケス氏との対談も公開。本来はバスケス氏もこの公演に合わせて来日予定だったと知りました。
コロナ禍で大変なことはたくさんありますが、ライブ配信という新たな形で最高の舞台を見せてくれる皆さんにとても元気づけられます。そして会場では観られなかった、カフカさんと演者の方々の真剣な表情や、何かを即座に伝える仕草、ふわっと笑顔になる瞬間……そして、そうそうたるプロのミュージシャンたちが演奏する手元を観られたのも貴重でした。
近い未来にまた生のライブを心置きなく楽しめることを楽しみにしつつ、期間中にまたアーカイブ映像を観たいと思います。これも配信ならではの魅力ですね。
観られなかった!という方は、10月17日(土)まで配信中なので、ぜひぜひ!
www.bluenote.co.jp/jp/artists/kavka-shishido/
ARCHIVE
MONTHLY