Editor's Blog

フリースタイルを愛する、大野智という人。

こんばんは。編集REIです。

9〜10月、楽しみな映画の公開が続いていてうきうきな毎日。『夏の夜のジャズ』でこの夏の音楽体験をチャージし、『テネット』で脳みそをフル回転させ充実の映画体験が続いていた中、心のどこかにずっと残っていたしこりをほぐし、いま自分が生きる理由にしていたものを明確にしてくれたのが『ミッドナイトスワン』。

家族や友人、恋人、あるいは見知らぬ誰かに愛してもらえるという奇跡を、奇跡だと自覚して向き合わなくてはと考えさせられる作品です。この映画を見た後は、大切な誰かに、日々の感謝と愛の言葉を送りたくなる。

そんな「愛」のメッセージを別の形で伝えてくれたのが、9月9日より六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで開催中の『FREESTYLE 2020 大野智 作品展』。

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今回は、過去に手掛けた作品と、本展にて初披露となる新作を合わせての展示。旧作は、絵画約40点のほか、過去の個展で披露されたフィギュアの立体作品約130点、写真約10点、習作などが登場しました。

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私は前回の個展に悔しくも行けず、作品集のみで作品を見ていたので本物のフィギュアが目の前にあることにまず興奮。。。

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彼のフィギュアたちは、髪型や表情、アクセサリー、すべてが十人十色。スキンヘッドもいれば金髪もいて、カウボーイハットを被っている人もいればポリスの帽子を被っている人も。全員が空を見上げて、いまこの瞬間を謳歌しているような表情をしています。

バラエティ番組で見る大野さんは、周りの人に愛されるおちゃめな一面がありつつも、前に出ることなく一歩下がる、縁の下の力持ちのような立場をとる方ですが、そんな彼が、こうして多くの人の目に触れる場所で自身の作品を披露しようとするのは、相当な情熱があるからこそだと思うのです。

今回、フィギュアや精密画、立体作品を通して受け取ったのは、彼が「作品にしたい」と思うほどに自身の日常の中で大きな存在となっていたであろう、「愛」や「平和」に向ける彼の視点。

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精密画や絵画は、フィギュアたちが放っていた"フリースタイル"を具現化したかのようで、一枚の中に動物も宇宙人も、骸骨もみんなが共存している世界が描かれ、「愛」という文字やピースサインも描かれていました。みんな一緒でみんないいではなく、各々のフリースタイルをおもしろがることのできる、フラットな視点とポジティブな気持ちが、一枚の絵の中にぎゅっと詰まっていて。

コロナを経て、これからを生きる上で自分がいちばん大切にしたいこと、日常への感謝の気持ちを忘れそうになる日常が戻りつつありますが、今回の個展、そして映画『ミッドナイトスワン』を通して、あらためて自分の価値観を見つめ直すことができました。

個展のチケットは抽選となりますが、もし機会があればぜひ足を運んでみてください。

satoshi-ohno06.jpg作品展の開催にともない用意されたオリジナルグッズは、販売特設サイト「FREESTYLE 2020 POP UP STORE」にて販売中。写真のチャームのほか、Tシャツやポストカード、ビーチサンダルなどを用意。

『FREESTYLE 2020 大野智 作品展』
会期:2020年9月9日(水)〜11月8日(日)
場所:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階
営)第一期:9月9日(水)〜10月4日(日)10時〜22時
第二期:10月5日(月)〜11月8日(日)9時〜22時
休)未定
※会期中、東京シティビュー屋内展望台は『FREESTYLE 2020 大野智 作品展』となるので、展望台としての営業はなし。屋上スカイデッキは営業、別料金。
●問い合わせ先:
ハローダイヤル
03-5777-8600
https://tcv-freestyle2020.roppongihills.com/

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