
家でつい仕事をやり過ぎる! そんな編集者の気分転換術。
外出自粛制限が日本より厳しい海外の知人たちから聞いた話。テレワークによって家の暖房代があがってしまうため、会社が最新型の暖房器具を送って来たとか、家での仕事環境をより快適にするために勤務先からデスクトップが送られてきたとか。ちょっとうらやましい反面、広い家とは限らない日本だったらありがたいとは限らない……。
でもいま、日常化したテレワーク中の環境で、集中はできるものの、自己管理が案外むずかしいと感じている。凝りかたまる骨盤、視力低下や肩凝り(テレワークと無関係?)、コロナ太りなど身体的な不調だけでなく、一番はオン/オフの区切りがつけづらいこと! 効率をアップするためにも、うまく気分転換することが本当に大事だと思うようになった。
そんな時、よきプチ出張先を二子玉川蔦屋家電内で発見。2月に、2階の一部スペースがリニューアルして「シェアラウンジ」としてオープン。二子玉川エリアではなかなかない事前予約ができる場所で、30分¥605から利用できる。2時間のソフトドリンクプランなら¥1595(延長30分¥330)で、アプリの事前予約をしておけば料金が10%オフになる。
シェアラウンジ内の閲覧用の本以外、購入前の売り場にある本を持ち込むことはNG。ロッカー、シュレッダー、有料でプリンターなども利用できる。
おすすめは、資料や荷物を広げても隣の席の人に気をつかわずに済む、仕切りのあるパーソナルなワークスペース。チェアはB&B Italia社製なので、座り心地もバツグン。デスクにはスマホを置くだけで充電ができる機能や、流行りのコードレスのLEDライトが備わっている。ワンタッチで調光可能な最新デザインで、もちろん店でも販売されているアイテムだ。
そう、蔦屋家電らしく、シェアラウンジでは仕事に役立つ家電のレンタルを無料でできるのがユニーク! デスクまわりの最新家電をチェックできるうえ、ちょっと休憩したい時はマッサージチェアなんかで寛げたりして、なんだか楽しい。マンネリ化しがちなテレワークも、2~3時間ここで過ごすと気分転換になり、メリハリがつく。近くに住む同僚や仕事先の人との打ち合わせもできるし、自宅とオフィスの間みたいな感覚で使える。とはいえ、まだまだ緊急事態宣言発令中。コンシェルジュの方によると、平日の午前中もしくは15時以降が比較的混んでいないそう。どちらも、1日の仕事のリズムを作るのにはちょうどいい時間帯なので都合がよいかも。
15~30分程度の仮眠に適した「エナジーポッド」。仕事の生産性を高める効果が!
集中力がアップするといわれる低糖質おやつの代表、ナッツ類が大充実。チョコやクラッカーも種類が多くて目移りしてしまう。
個人的におすすめはイギリスのチョコレートドリンクメーカー、ベルベタイザーで淹れるココアとフリーズドライのヘルシースープ。プチパンはバルミューダのトースターで温めて。ちなみに、1階にあるスタバや2階のグッドミールズショップのメニューなら持ち込みもOK。
とはいえ、コワーキングスペースではなく、あくまでシェアラウンジ。3歳以下(無料)の子連れでもカフェ利用ができるし、仕事の打ち合わせがひと段落したら一杯を楽しむなんてこともできる不思議なスペースなのだ。
じゃ、ふつうのカフェと一緒じゃない? と思われるかもしれないけど、カフェだと電源がなかったり、仕事や勉強をしながら長時間居座るのはやはり気がひけるもの。ここならウェルカムだから堂々といられて、利用目的に応じたインテリアやレイアウトが工夫されている空間は使い勝手よし。耳をすませば店内の雑踏が聞こえる場所ながら、それも含めて公私で使える気軽さがニコタマらしくて気に入っている。
編集G
二子玉川蔦屋家電シェアラウンジ
https://store.tsite.jp/futakotamagawa/floor/shop/share-lounge/
ARCHIVE
MONTHLY