Editor's Blog

下北沢でバリスタに学ぶ、おいしいコーヒーの淹れ方。

世田谷在住の編集YK、休日はかなりの確率で羽根木→下北沢を散歩しています。
小田急沿線はどこも再開発ラッシュで、昔ながらの街並みに新しい風が吹いているようです。なかでも下北沢の線路跡に開発された商業施設「リロード」は、24区画もあるのに分棟式でそれぞれのお店が分かれており、新しいのに下北らしい雑踏感を味わえる、不思議な空間です。
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ガラス扉の奥に、まさに「珈琲の実験室」が広がります。

なかでもつい立ち寄ってしまうのが、いちばん手前側の建物に入っている「オガワコーヒーラボラトリー」。「小川珈琲」は京都で1952年に創業した、老舗のコーヒー店です。この下北沢のお店はカフェとしての利用はもちろん、ラボラトリーの名前どおり、「コーヒー豆とどのように付き合うのか」を学べる場所になっています。

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お店で使えるコーヒーメーカーやツールの一部。店内のタブレットにはアイテムの一覧があり、「これ使ってみたかったんだよね!」という道具を探して使うのも愉しいかも。

このお店で特筆すべきは、お客が自分自身の手で豆を挽き、お湯を注いで自分自身のコーヒーを作り上げること。店内には小川珈琲が用意する膨大な豆と、約40個ものコーヒーグッズが揃っています。店内では知識豊富なバリスタがマンツーマンで対応してくれるため、わからないことがあったらなんでもすぐに聞けるのが嬉しいところ。お湯の温度や抽出時間もバリスタが最適解を教えてくれ、購入を検討しているアイテムや高価なマシンも使い放題。もちろんバリスタにすべてを任せることもできますが、家で飲むためのベストな飲み方を探せるのが嬉しいポイントです!

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空気圧を使ってコーヒーを淹れる「エアプレス」を使っているのは、チーフバリスタのベネディクトさん。ラテアートのスペシャリストやバリスタコンテストのチャンピオンなど、経験豊富なスタッフが基本から丁寧に教えてくれます。

お店を訪れたら、まずはメニュー表を見ながらコーヒー豆を選びます。体験で使うための豆を購入(100ℊから)し、器具使用料の¥300を支払います。バリスタに淹れてもらう時は器具使用料の代わりに「バリスタ抽出料」\400、生豆から焙煎する場合は別途「THE ROAST使用料」の\500が必要です。豆が余ったら「リザーブシステム」でお店に預けることができ、次回は同一品種の新しい豆を、前回残したグラム数だけ使えます。1杯分のコーヒーで約20ℊの豆を使うので、豆を取り置きして足繫く通ってもいいし、カップルや気の合う仲間と同じ豆をシェア、なんて愉しみ方もできるかもしれません。

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「スコーン ローストナッツ&バタークリーム添え」¥580。手土産にもいいかも!

また、コーヒーに合わせてお店で焼いているスコーンも絶品! ナッツの組み合わせが抜群なオリジナルのバタークリームやタヒチ産バニラの香りが抜群なジェラートと一緒にいただけば、優雅なコーヒーブレイクのはじまりです。

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広々としたカウンターに道具を一杯広げたら、大人の自由研究の時間です!

さらに、小川珈琲は自宅のコーヒータイムをアップグレードしてくれるwebサイト「珈琲の広場」をオープン。コーヒーの淹れ方や豆の情報はもちろん、コーヒーにまつわる本やエッセイを多数紹介。奥深いコーヒー文化を、カップとスマホを手にじっくりと愉しめること間違いなしです。

ちょっとしたお出かけも、まだまだ続きそうな自宅時間も、バリスタ直伝のコーヒーとともに、ゆったり過ごしてみませんか?

 
OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢
東京都世田谷区北沢3-19-20 リロード1-1
tel)03-6407-0194
営)8時〜20時(ラストオーダー 19時30分)
無休

www.oc-ogawa.co.jp/ocl-shimokitazawa/

 

 

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