Editor's Blog

ポートランド発、おしゃれでヘルシーなお茶のポップアップが渋谷に登場!

Stingの「Englishman in New York」を聞いてから、朝はコーヒーより紅茶を飲むことが多い編集YKです。凝っていた時にはオリジナルブレンドを作るイベントにも参加したり、部屋の隅に紅茶缶が小山のように積み重なっていたり……という具合でしたが、冷蔵庫に大きなジャーでアイスのルイボスティーを仕込むようになってから、すっかり紅茶熱が冷めてしまっていた今日この頃でした。

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おしゃれな外箱もうれしい「スミス・ティーメーカー」。ティーバッグに個包装されているので、おうちではもちろん職場などにも持っていきやすい。

そんな中、「ポートランド発の『スミス・ティーメーカー』が渋谷スクランブルスクエアでポップアップショップを開催」という連絡をいただき、俄然興味がわいてきました。ポートランドと言えばビール、そしてコーヒーというイメージが強い街。しかも紅茶界の茶匠にあたる「ティーマスター」という称号でなく、あえて「ティーメーカー」という名前を使っているのもおもしろいポイント。ポップアップショップのオープン前に行われたメディアイベントに参加しました。

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スミス・ティーメーカーは、1949年生まれ、ポートランド出身のスティーブン・スミスによって創業されました。子どもの頃、学校帰りに祖母の家で飲んでいた甘いミルクティーが、彼の紅茶体験の原点。その後、「スタッシュ」や「タゾ」といったスペシャリティティーの代名詞となるブランドを立ち上げ、お茶の研究に邁進します。「ブレンドの魔術師」と呼ばれるようになったスティーブンは、1998年に「タゾ」をスターバックスに売却し、50代でいちど南フランスで引退生活を楽しむことに。

しかし南仏でパン職人やショコラティエ、調香師といったクラフトマンシップに触れたスティーブンは、新たなブランドの立ち上げを決意。ハンドクラフトによる少量生産で、品質にこだわった茶葉、ボタニカルだけを使用。完全なトレーサビリティを実現したブレンドを作る、「スミス・ティーメーカー」が2009年に始動することになったのです。

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スミス・ティーメーカーでヘッドティーメーカーを務めるラヴィ・クローセンさんが来日。奥深いブレンドの味わいを、物凄い熱量で語ってくれました!

この日、ポートランドからはヘッドティーメーカーのラヴィ・クローセンさんが来日。ブレンドを作っている責任者が自らお茶を淹れ、それぞれの味わいについて教えてくれました。

「一般的に、紅茶はいちどに200キロくらいの量の葉を混ぜ合わせて、それぞれのブレンドを作ります。しかしスミス・ティーメーカーではいちどに22キロずつだけ、人の手でブレンド作業を行います。材料や香りを確かめながら、少量ずつ作り上げることで、品質の優れた特別なブレンドができるのです」

茶葉に関しても、それぞれの畑と直接のやり取りをしているため、産地はもちろん収穫したスタッフの名前まで分かるという透明性です。

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さまざまなブレンドを少量ずついただく。注がれた瞬間、それぞれの香りのよさが立ち込める!

試飲会では9種類の紅茶を飲み比べました。注がれた湯飲みが目の前に来た瞬間、ビックリするほどいい香りが!  それぞれにハーブや玄米茶、ネクターなど、世界中のあらゆるものからインスピレーションを受けたブレンドが口と鼻を愉しませてくれます。もともとアールグレイは大好きなのですが、「ロード ベルガモット」と名付けられたブレンドは、イタリア産の最高品質のベルガモットオイルと、紅茶葉の味わいの組み合わせが最高にマッチして、何とも優雅な気分に……。

また、オーガニック認定を受けた原料のみを使用したノンカフェインのハーブティーの新シリーズ「オーガニック ウェルネス コレクション」も大注目! 「ゴールデン ライト」というターメリックが香るブレンドは、一瞬「カレー?」という気持ちで恐る恐るすすってみると、予想外にさわやかな味わいが口に広がります。実は二日酔い気味だった私、この味わいに心ほぐされるような癒しを覚えました……。

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ポップアップ会場では茶葉のサンプルの香りを確かめられる。取り上げたガラスケースのふたを嗅ぐと、より香りが分かりやすい。

ポップアップ会場では、それぞれの茶葉の香りを確かめられる実験室のようなブースが用意されているので、好みのブレンドを心ゆくまま探すのもよいでしょう。店舗に常駐するスタッフに声をかければ、自分好みの味わいを探す手助けをしてくれます。また、日本ではポップアップ限定となる茶葉も登場。ポートランドのアイスクリームメーカーとコラボしたブレンド「アイスクリーム ロイヤル」は、口に含んだ瞬間、本当にバニラアイスを感じてしまう魔法のような味わい!

「美味しくティーを淹れるコツは、品質の良い水を使うこと、水の量、茶葉の量、時間をきっちり計ること。これだけでまったく違う味わいが楽しめるはずです」とクローセンさん。

「自宅ではいつもサンタクロースが描かれた大きなマグカップで飲んでますよ(笑)。自分好みのカップを見つけるのも、ティーを愉しむ秘訣かも」とコメントをくれました。

渋谷の乗り換え途中でついつい、長居してしまう時間ができてしまいそうです。(編集YK)

SMITH TEAMAKER SHIBUYA POP-UP STORE
開催日: 2022年9月30日~2022年10月25日
開催場所:渋谷スクランブルスクエア 2F "SPACE 2"
営業時間: 10:00 - 21:00
https://smithtea.jp/pages/2022_scsq

 

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