Editor's Blog

山梨の最高峰ワイナリーを、レンジローバーで巡って。

こんにちは、編集まりモグです。
ここ数年で日本を旅する機会が増えたのですが、その中で目覚めたのがワイナリー巡り。特に山梨と長野は、日本を代表するワイン産地。ときには電車とバスとタクシーを乗り継いで行くこともありました。ブドウという自然ファーストの立地のため、決してアクセスがいいとは言えず、訪問に苦労することもしばしば。
ですが昨年末に体験したワイナリー旅は、最高に優雅なものとなりました。旅の相棒は、新型レンジローバー。あの、英国王室御用達のラグジュアリーSUVです。王室御用達ということからもわかるとおり、洗練されたボディ、内装の素材ひとつひとつにもこだわりがあり、クラフツマンシップを感じる造り。さすがSUV、たとえ悪路でも勇敢に進んでいく様が美しいのです。実際にハンドルを握ってみると、運転が苦手な私でもスムースで安定した走りをしてくれるのでとっても頼もしい! 今回はワインを楽しみたいので、後部座席に乗って、山梨のグレイスワインへ向かいました。

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グレイスワインの畑がある三澤農場まで、都内から2時間強。上質なレザーがあしらわれたシートに座り、サイドのタッチパネルを操作。大きくリクライニングするだけではなく、オットマンも付いているので、ゆったりのびのび過ごせます。さらにヒーター&クーラーはもちろんのこと、マッサージ機能も付いているので、リラックスのあまり、ついウトウト……。振動等から発生する騒音を打ち消す「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」という機能が付いていて走行中はとっても静か。テレワークしたり、オプションで付けられる独立モニターを活用して、映画鑑賞をして過ごすのもいいかもしれません。

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快適なドライブを終え、グレイスワインに到着。山脈を眺めながら、広々としたモステントで温かな紅茶をいただき、ひと休み。

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お待ちかねのワイナリー見学、この日は特別に、2015年に建てられたワインカーブを見せていただきました。年間を通して14度に保たれたこの空間で、カベルネソーヴィニヨンやメルロ、カベルネフランといった品種のワインが熟成されています。ここから「キュベ三澤」シリーズなどがリリースされています。
手がけているのは、三澤彩奈さん。1923年に創業した中央葡萄酒(通称グレイスワイン)の5代目として、山梨ワインを世界へ発信しています。特筆すべきは、彩奈さんの実施したさまざまな改革。前述の三澤農場は、グレイスワインの自社畑なのですが、これは日本ワイン造りではまだ珍しいこと。農家さんが造ったいわゆる「買いブドウ」でワインを仕込むケースが多いのですが、グレイスワインは2002年、北杜市明野に農場を拓きました。また、日本が誇るブドウ品種「甲州」に力を入れ、(雨の多い日本では、棚仕立てがメジャーな中)垣根仕立てを05年から採用。さらに09年からは高畝式の栽培にも取り組んできました。
その成果は、世界最大級の国際コンクール「Decanter Asia Wine Awards」で「キュヴェ三澤 明野甲州 2013」が日本ワイン初のゴールドメダル&リージョナルトロフィーを受賞したことや、「Decanter World Wine Awards」を6年連続で受賞したことなどにも表れています。

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周りを南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳、富士山に囲まれた畑を見ていると、自ずとワインが飲みたくなってきます。彩奈さんの手がけた3本のワインに、この日は六本木のイタリアン「カラーズ」の小久保隆彦シェフが料理を合わせてくれました。小久保シェフの料理は、イタリアンの調理法をベースにしながらも、四季に合わせた旬の日本食材を巧みに取り入れていて、どこかほっとする味わい。ワインとのペアリングもお手のもので、日本ワインの繊細な味にもしっとりと寄り添ってくれます。

最初に供されたのは「グレイス ブラン・ド・ブラン 2015」。レモンのような柑橘系の爽やかさやきれいな酸があり、60カ月もの熟成を経たからこそのしっかりとした骨子と熟成感があります。4種の前菜が一緒に提供されましたが、驚きだったのがカラスミ&ギンナンの一品。小久保シェフ自家製のカラスミはむっちりとした食感で塩味も優しく、もともと大ファンだったのですが、合わせるワインによっては生臭くなってしまうのがワイン選びの難しいところ。それが「グレイス ブラン・ド・ブラン 2015」と合わせると、旨味に感じられるので不思議。カラスミのほどよい塩味が、ワインをまたひと口、ひと口……と誘います。
「キュベ三澤 Blanc 2019」と「香住ガニといくらの焼きリゾット 北海アサリのスープ仕立て」の組み合わせもすばらしかったです。和を感じる出汁と、日本のシャルドネがお互いを尊重し合うよう。さらにリゾットからほんのり香るバターのコクが、ワインをより一層、リッチな味わいに引き立ててくれます。

最後のマリアージュは、メルロを主体にした「キュベ三澤 2017」と、鹿ロースのグリル。鹿肉を嚙みしめた時の旨味と、フレンチオーク樽で熟成させたメルロの柔らかく、土や自然を感じさせる味わいが共鳴します。
最後にトリュフ香るアップルパイとチーズをいただき、すっかりいい気分に。旅先から帰路につく時はいつも後ろ髪を引かれるような寂しさがあるのですが、またレンジローバーのあのシートに座れる!と思うといい気分も続きます。春夏には、ラゲージスペースに座って、畑や景色のいいところでピクニック、というのもいいかもしれません。

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英国きってのラグジュアリーブランドでありながら進化・革新を続ける新型レンジローバーでの山梨ワイナリー旅。
前例の少ないさまざまな挑戦を続け、世界が認めるワインを造りあげた三澤彩奈さんの取り組みやエスプリとも、通ずるところがたくさんあることを感じました。
家を出てから旅先で、そして帰宅まで、優雅な気分がずっと味わえるのもレンジローバー旅の醍醐味。いちワイン好きとして、もっとワインツーリズムが日本で盛り上がることを祈りつつ、今年はどのワイナリーを巡ろうか、考えただけでワクワクします。

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●問い合わせ先:
ランドローバーコール 0120-18-5568(フリーダイヤル)
www.landrover.co.jp

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