話題のルーヴル美術館展をゆったり巡る。
国立新美術館で6月12日まで開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」、皆さんもうご覧になられましたか? 編集TFは先日、アメリカン・エキスプレスのカード会員限定特典の貸切イベントを利用して、ゆったりと見てきました。
パリのルーヴル美術館の至高のコレクションの中から、「愛」をテーマにセレクトされた73作品が展示されている今回の企画展。神話の「愛」、キリスト教の「愛」、性愛に恋愛など、さまざまな形の愛を取り扱っています。
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連日大盛況のこの展示を、今回はアメリカン・エキスプレスのカード会員限定特典「知新の扉」を利用して鑑賞してきました。「心が豊かになるひとときを」をテーマにさまざまな貸切イベントや特別鑑賞会などを行なっている「知新の扉」は、アメックスカードの会員および家族会員であれば誰でも応募できるもの。今回の企画展以外にも、7月末には横浜の花火大会の特別鑑賞企画も予定されているそうです(詳しくは「知新の扉」のページへ)。
今回のアメックス会員限定イベントでは、ミュージアムショップで気に入った絵葉書と交換できる「ポストカード引換券」のプレゼントも。
人気の企画展って、作品の前で人だかりができていたりしてなかなか解説までゆっくり見れないことが多いですが、今回は貸切とあって一点一点の作品をゆったり、じっくり楽しめました。女優の満島ひかりさんと声優の森川智之さんによる音声ガイドをレンタルしたのですが、こちらもとっても聞き応えのある内容でした(作品解説のほかにも、おふたりのルーヴル美術館にまつわる特別対談がおもしろかった)。
展示作品の中で、特に私の印象に残ったのは、バロック時代のフランス人画家、シャルル・メランの「キモンとペロ」(または「ローマの慈愛」)。古代ローマ時代、餓死の刑に処され、牢獄で食糧を与えられず餓死寸前だった父親のキモンを救おうと、娘のペロが自らの母乳を父に含ませるという「ローマの慈愛」と呼ばれている物語を描いた作品です。絵画の中の父と娘の愛というと、父親が娘を護ったり可愛がったり、娘が父親を尊敬したりかいがいしくお世話したり、もしくは聖書に出てくるロトと娘たちの物語(ここに書くのは憚られるので、詳細は省きます)のような描かれ方が多い気がするのですが、この作品では娘のペロが父親を必死に守り、父親はまるで勇者に庇護してもらうお姫さまのよう。看守が来ないか鋭い視線で見張りながら、父親を救おうとする凛々しいペロの横顔に心打たれました。
男女の悲恋を描いた作品も。カップルで訪れている方も多かったです。
『ルーヴル美術館展 愛を描く』は、6月12日まで国立新美術館で開催中。6月7〜11日は、毎日20:00まで夜間開館しているそう。初夏の夜、大切な人と一緒にさまざまな愛の形に触れてみては?
アメリカン・エキスプレス「知新の扉」
https://www.americanexpress.com/jp/benefits/events-offers/art-culture/
国立新美術館『ルーヴル美術館展 愛を描く』
https://www.ntv.co.jp/love_louvre/
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