
緑と紅葉が美しい季節に、のんびり白馬の貸別荘滞在。
急に秋めいてきましたね。
こんにちは、編集YUKIです。先日、長野県白馬村の貸別荘に宿泊してきました。
白馬といえば、1998年冬季オリンピックの開催地で、ウィンタースポーツのイメージが強い場所。わたしも遥か昔、高校生の時にスキーをしに訪れて以来の訪問でした。
白馬ホテルグループの貸別荘のひとつ「フェニックスホテル&シャレー(Phoenix Hotel & Chalets)」。一棟貸しで2ベッドルーム(1〜4名)、3ベッドルーム(1〜8名)の2タイプがあります。
緑の山と草原のなかにリフトのある風景が新鮮。
今回の旅のきっかけは、この春から犬を飼いはじめ、旅を含めた生活スタイルが大きく変わったこと。そして先日、取材でお会いしたウィンタースポーツの選手の方から、白馬ではリフトなどスキー場運営のための電力を再生可能エネルギーに切り替えているというお話を伺い、興味が湧いたことでした。スノーリゾートでは気候変動による雪不足は深刻な問題ですが、一方で冬の美しいリゾートはきっと暖かい季節も美しいのではないかと思い、現地を訪れてみたくなりました。
楽しみにしていた犬との滞在は、犬の急な体調不良により断念。家族にみてもらい、ちゃっかり自分だけ来ました。
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滞在したのは、この地で多くのホテルや貸別荘、レストランを運営する白馬ホテルグループの「フェニックスホテル&シャレー」。季節や条件により、イギリスの自動車ブランド、ランドローバーの「ディフェンダー」で長野駅から無料送迎をしてもらうこともできます。
快適な乗り心地のオフロードカー、ディフェンダー。
雄大な山々の景色のなかに、スキージャンプ競技場やリフトを遠目に見ながら快適なドライブを楽しみ、山の緑に囲まれるようにして佇む「フェニックスホテル&シャレー」に到着。ちなみに、JR白馬駅からであれば車で5分ほど。自家用車で訪れる場合は駐車スペースを使用できます。
何とここは白馬八方尾根スキー場から徒歩15分以内という立地。エントランスを入ってすぐ、スキー板やウエアを干すことのできる広いスペースが取られていて、ドラム式洗濯機も完備!
今回宿泊したのは2ベッドルームタイプで、最大4名まで宿泊可能。ベッドルームの枕元にはマッサージ器が充電されていて、スキー客、登山客への思いやりを感じました。
ベッドルームの外にもグリーンが広がります。この部屋にはシャワー・トイレも付いていました。
こちらはツインベッドの部屋。
1階にベッドルーム、2階にリビングがあります。リビングの大型テレビではNetflixを視聴でき、Wi-Fiに接続してPressReaderのアプリをダウンロードすれば、本や雑誌、新聞も読み放題。緑に囲まれた静かな環境は、ワーケーションにも最適だと思いました。
モノトーンに木の温もりを利かせたシックな内装のリビング。
ダイニングテーブルでは、地元・白馬産のプロダクトがお出迎え。自然豊かな環境は、おいしいものを育む場所でもあるのだとあらためて感じました。こうしたローカルの味を、訪れた人に紹介してもらえるのも素敵ですね。
食の安全や環境保全に関する多くの基準をクリアしたJGAP認証を取得している「白馬農場」が手がけるブランド「FARM HAKUBA」のプロダクト。左から丸大豆しょうゆ、イチゴジャム、白米。
食事は、白馬ホテルグループのレストランからデリバリーが可能。でも徒歩圏内にお店があると聞いて、散歩がてら訪れてみることにしました。
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青い空と木々の緑がどこまでも続きます。
15分ほど歩くと、ホテル「THE HAPPO」1階のカフェ&バー、「クラブハウス(THE CLUBHOUSE)」に到着。残念ながら閉まっている時間帯でしたが、入り口に犬用ボウルを発見。どうやらワンコフレンドリーなお店であることを見逃しませんでした。


八方尾根には、初夏から秋に、ゴンドラやリフトを乗り継いで絶景ポイントを訪れることのできるコースが充実しています。登山の装備をした人たちともたびたびすれ違いました。
さらに歩いて、白馬八方尾根スキー場リフト乗り場にほど近い場所にある、薪釜で焼くピザを提供する「ブリザード(Blizzard)」へ。
「ブリザード」の外観。スタイリッシュでありながら周辺の環境に自然に溶け込んでいました。
店員さんは外国人で、海外を旅しているような気分になります。まずはローカルのビールを注文。
もとは日本アルプスの山頂の雪だったきれいな水を使ってビールを造る、ハクバ・ブルーイング・カンパニーの「Hakuba IPA」。フルーティな香りと心地よい苦味が身体に染みわたりました。
ピザはマルゲリータにしました。薪釜で焼きたてのピザは、もちもちとした食感の生地にトマトソースとモッツァレラチーズ、バジルのシンプルな食材が一体となってとてもおいしく、あっという間に完食。
焼き加減も美しいマルゲリータ。
こうして焼きたてをお店でいただくのもいいですが、ここの料理を貸別荘にデリバリーしてもらえるのはうれしいかぎり。部屋に用意されているQRコードを読み取るとメニューが表示され、注文も簡単そうでした。
満たされた気分で帰途につき、近隣のホテルに併設のパブでまたビールを一杯。貸別荘というマイペースに寛げる拠点があると、こうして近所の店にふらっと立ち寄り、我が家に帰るような感覚で滞在できるのも楽しいですね。
「フェニックスホテル&シャレー」から徒歩数分のホテルに併設されるパブで、焚き火を眺めながらビール。
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そして一晩明けると、「フェニックスホテル&シャレー」の敷地内にあるレストラン「ミミーズ(Mimi’s)」から素敵な朝食が届きました。「ミミーズ」の店舗営業はウィンターシーズンのみですが、グリーンシーズンにはこうしてデリバリーをしてくれます。
紙袋に入れられて届いた朝食。
このままいただいてももちろんいいのですが、「フェニックスホテル&シャレー」には食器類も充実。せっかくなのでお皿に盛り付けてみました。
左上から時計回りに、サラダ ニンジンドレッシング、ヨーグルト、リンゴジュース、自家製パンプキンスープ、信州サーモンのエッグベネディクトとソーセージ・ベーコン、フルーツ。
濃厚なパンプキンスープにはほのかにシナモンが利いています。
エッグベネディクトは、ひと口かじるとじゅわっとバターの風味が溢れ、信州サーモンは薄切りでもサーモンの風味がとても濃い!
ヨーグルトはなんと「えのきヨーグルト」という、信州大学と長野市の共同事業を活用してつくられたもの。えのきの味はしませんでしたが、滑らかでさっぱりしていました。
ローカル食材を生かした朝食、あまりにおいしくて感涙しそうになりながら完食しました。
そしてもうひとつ感激したのが、水。冷蔵庫にはローカルの紙パック入りミネラルウォーターやお茶も用意されていますが、水道のところに「白馬の水道水は安全で、ペットボトル飲料水と同等の品質です」と書かれていました。持参していたボトルに白馬の水道水を詰めて帰途につきました。
デッキ部分にはバーベキューの設備も。さまざまな滞在スタイルに対応しています。
次回はもっと長期で滞在したい。白馬の美しい自然環境を守るために、自分にも何かできることをしたい。今回はお留守番になってしまった犬と、次回こそ一緒に訪れたい。これからの紅葉の美しい季節や、新緑のなかのハイキングも楽しそう……。癒やしのひと時を思い返しながら、そんなことを考える今日この頃です。
こちら我が家のお留守番ガールです。白馬ホテルグループでは実際に「フェニックスホテル&シャレー」をはじめ、犬と泊まれる部屋が用意されていて、「グーグースリープ(gugu sleep) )の犬用マットレスやボウル、おやつなどを備えているそう。彼女のためのロケハンとイメトレもばっちりです。
体調不良になってしまい同行が叶いませんでしたが、すっかり元気になりました。
https://hakubahotelgroup.com/
フェニックスホテル&シャレー
長野県北安曇郡白馬村北城4690-2
Tel. 0261-72-4060
https://hakubahotelgroup.com/summer/chalets/phoenix-hotel-and-chalets/
ブリザード(Blizzard)
長野県北安曇郡白馬村北城4257
Tel. 0261-85-0017
https://www.instagram.com/blizzardhakuba
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