北軽井沢にセカンドホーム! そんな暮らしを体験してきました。
とにかく暑い!そんな東京を離れて夏休みは新幹線で1時間、車で約30分程度、北軽井沢に行ってきました。
軽井沢駅周辺はまだまだ日差しも強く暑かったのですが、浅間山を過ぎ、動物注意!の看板を見てクマが出ないか、びくつく子どもたちをなだめながら北軽井沢に到着するとぐっと涼しくなり久しぶりに思いっきり深呼吸。
白樺の木がそびえ立ち、小川が流れる。小川を見るとせりがあちこちに揺らいでいるではありませんか! 気持ちまでも涼やかになりました。
今回は会員制のセカンドホームサービス「SANU 2nd Home」が手がけるキャビンに滞在しました。
「SANU 2nd Home」は"自然とともに生きる"をテーマに山中湖、下田、淡路島など日本中の美しい自然を堪能できる場所にセカンドホームを展開しており、月額(5.5万円〜)のサブスクプリションプランやシェア型所有(300万円〜)で、ホテルや別荘とはまた違う滞在が可能なサービスです。
今回泊まったのは、北軽井沢にある「SANU CABIN MOSS」。建築デザインを手がけたのは、森とともに生きるをモットーにサステイナブルな建築をデザインするADXの安齋好太郎。
木々の道を通り抜け、現れたのはまさに秘密基地のような高床式の木造キャビン。苔むす森に生きる動植物への影響を配慮しているという建築様式で、木の実からインスパイアされたという愛らしい多面体の屋根が特徴。多面体である理由も雨水や雪が分散されて地上に落ちるように考慮され自然への負荷を最小限におさえているとのこと。素晴らしい!
また林業の人手不足の問題もあり、森の老朽化が進んでいると言われる日本。この建物では、伐期時期を迎えた木々を使ってオール国産材で設計され、100%再生可能エネルギーも使用しているという徹底ぶり。
敷地内に入った途端に木の香りに包まれる幸福感に、子どもたちも「いい香り〜」と大喜び。敷地内を工事中の方から木材もいただいてしまいました。
外から見ると窓が一切見えなかったのに、キャビンの中に入るとエントランスと窓が一体となった空間が広がり、キッチンからもベッドからもシームレスに外の自然とつながっています。
その解放感にびっくり!
天井も高く、天窓からは光が差し、ファンが優しくまわり、木造建築のいい香りが室内にも漂っています。
このセカンドホームの良さはなんといっても程よい至れり尽くせり感とプライベートなマイホーム感。
別荘だと行く前に電気を通し、水道の元栓を開け、掃除をし、調味料を調達し......と管理や滞在前後の家事が結構大変なのです。
でも、この「SANU」のセカンドホームには、タオル、調味料、家電、食器はもちろん、ペレットストーブやプロジェクター、スピーカーまで最新のものが揃っています。テラスの先には焚き火台もあります。
しかも調味料は「富士酢」「九鬼ヤマシチ純正胡麻油」といった気の利いたチョイス。
そして私が嬉しかったのは、園芸ハサミとフラワーベースが用意されていたこと。
近隣の草花を摘んで部屋に飾ることができるようになっているのです。花を自分で生けることで身近な自然の大切さを改めて感じることができる。そんな瞬間をそっと後押ししてくれる心使いに気持ちがふっと優しくなりました。
ワーキングスペースもあるので緑を見ながら働くこともできます!
今回は子供が持ち歩いている恐竜に陣取られていましたが。
我が家は到着後、スピーカーからDJ Hiloによってセレクトされた「SANU playlist」を流しながら、子どもたちとダンスしながらバーベキューの準備。
子どもたちが踊ってもホテルと違い近隣の部屋への騒音を気にすることもなく余計なストレスがかかりません。
食材は近隣の「浅間ミート」で調達。
ちなみにこの「嬬恋キャベツのロールキャベツ」も手軽でとてもおいしかったです。
バーベキューのあとは、サウナ付きの棟に泊まっていたので、プライベートサウナでじっくりじんわり汗をかき疲れを取りました。
犬同伴可能なキャビンもあります。
自然と触れ合う体験を子どもと一緒にしたいと考えている家族はもちろん、リモートワークをしながらの滞在など、こんなセカンドホームがある暮らし、最高すぎる!と改めて感じた旅でした。
編集AKI IGARASHI
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