
デザインにうっとり、ソール・バスの絵本。
こんにちは、編集NSです。
4/5から話題の映画『ヒッチコック』が公開されます。
『ヒッチコック』4月5日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開。配給:20世紀フォックス映画
© 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
1960年の作品『サイコ』の制作過程を舞台に、ヒッチコックとその妻アルマの関係を描き出す作品で、アンソニー・ホプキンスのなりきりヒッチなど、見どころがたくさんあります。
さて、ヒッチコック作品のなかで大きな役割を果たしていた人・物・事というと、ソール・バスも挙げられるのではないでしょうか。
バスはニューヨーク生まれのグラフィックデザイナーで、タイトルデザインなど映画界でも活躍。
ヒッチコック作品との関わりは『めまい』『北北西に進路を取れ』『サイコ』のわずか3本ですが、もっとたくさんの作品に関わっていると錯覚するほど強烈な印象を残しています
そんな彼は1冊だけ絵本を残しています。
弊誌の書評欄で以前取りあげた『アンリくん、パリへ行く』です。
こちらの本、書店で出合った時に購入しようと決めていて、少し前にようやく出合うことができました。
パリが大好きなアンリくんが、パリへ行くという冒険譚。
見開いた本というキャンバスを自在に使い、絵で文字でデザインで、物語を語っていきます。
我が家の娘も気に入り、さっそく帯をビリビリ破っていました(やめてー!)。
大人が読んでも心が温まる素敵な絵本です。
『アンリくん、パリへ行く』
●絵/ソール・バス ●文/レオノール・クライン ●訳/松浦弥太郎 ●Pヴァイン・ブックス(スペースシャワーネットワーク)刊 ●48ページ¥2,520
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