Editor's Blog

『旅の絵本』が好き。

こんにちは、編集NSです。
最新号9月号の「エストニア、ラトビア、リトアニア 可愛いもの探し。」
ご覧になっていただけましたでしょうか。
本当に可愛いものがいっぱいのバルト三国ガイド、
読むとお腹が空いてくる「とっておきのTOKYOパン屋さん。」、
スーパーリアルな「10人の1カ月ダイエット日記。」などなど、この号も読みどころ満載です。

私は「読書の夏です! 心ときめく109冊。」を担当しました。
登場してくださった選者の方々のセレクト眼と文章力には毎回、うならされます。
こんな本があるんだ、こんな見方があるんだ、と驚かせてくれますし、
二百数十字という原稿としてはかなり短い字数にもかかわらず、
本の魅力を的確にとらえて「買ってみようかな」と思わせてくれます。
私も『ジャスト・キッズ』『メインの森をめざして』『貴婦人と一角獣』と、
この特集を機会に買い求めた本が何冊もあります。

真似ごとで、私も3冊の本を挙げてみたいと思います。
まずは、今年5月に発売された安野光雅さんの『旅の絵本Ⅷ』(福音館書店刊)。
みなさんご存じのシリーズに、8作目にしてはじめて日本が登場です。
子どものころ、中部ヨーロッパがテーマの第1作が大好きで、飽きることなくこの本を読んでいました。
見たこともない外国の街の風景に、細かく描かれた、いろんな行動を取る人たち。
文字がないため自分だけのストーリーを作れるのが魅力で、最新作もそんな魅力がたっぷり詰まっています。
『ふしぎなえ』『ABCの本 へそまがりのアルファベット』『もりのえほん』『あいうえおの本』......
大好きな安野さんの本はたくさんありますが、いちばん好きな作品です。
私は『洛中洛外図』のような人々がたくさん描き込まれた風俗画や、ターナーやカミーユ・コローのような風景画が大好きなのですが、そんな好みは安野さんの絵本で培われたのかもしれません。

旅の絵本a.jpg

残り2冊は次のブログに記します!

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