
ドクター・スースも好き。
こんにちは、編集NSです。
昨日に続き、おすすめの絵本をあと2冊紹介したいと思います。
2冊目は、ドクター・スースの『きみの行く道』(河出書房新社刊)。
アメリカの国民的な絵本作家で、日本では『ぞうのホートン』シリーズ、『ふしぎな500のぼうし』などが出版されています。
マイク・マイヤーズ主演の『ハットしてキャット』や、ジム・キャリーの『グリンチ』など、映画もいくつかあります(前者は酷評されましたが、実は傑作だと思っています)。
『きみの行く道』は人生を巡る物語。
「子どもから大人まで、年齢を問わず新しい一歩を踏み出そうとするすべての人へ」 と帯にあるように、読み聞かせているうちに、じわじわと自分の胸にも響きます。
スース作品の魅力は言葉のリズムや響きと言われていますが、伊藤比呂美さんの訳が素晴らしく、作品の魅力が十分伝わってきます。
スースの言葉遊びに触れるなら、iPadのアプリがいいかもしれません。
http://www.oceanhousemedia.com/products/drseuss/
「Dr. Seuss's ABC」なんかがおすすめです。
3冊目は、アルベルティーヌ・ドゥルタイユの『つきねこ』(パロル舎刊)。
独りぼっちの猫がお月さまと追いかけっこをする話で、絵がとにかくかわいいんです。
この本自体も素敵なのですが、紹介したかったのはパロル舎の「ペール・カストール」シリーズ。
フランスで昔から人気の絵本シリーズを、厳選して紹介していたのですが、残念ながら版元のパロル舎がなくなってしまい、書店では手に入らなくなりました。
過去に発売されたのは、『さるとつばめのやおやさん』『ゆきのひのおくりもの』『マルラゲットとオオカミ』『あおいうま』『オレンジいろのめうし』と、『つきねこ』を合わせて計6冊(のはず)で、どこかレトロな雰囲気の絵がやはり魅力です(ゲルダ・ミューラーの絵がとくに素敵)。
どれも動物が主人公で、我が家の娘も「オオカミさん読むの」「おさるさんにする」と朗読をせがんできます。
古書店や図書館で見つけたら、ぜひ手に取ってください。
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