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コロナ禍のヴァカンス先、今年はどこがスノビッシュ?

このところドイツやベルギーで大洪水があったり、コロナだけでなく、温暖化による気候変動に襲われて被害も未曾有の惨事になったヨーロッパだけど、フランスでは去年は海外でヴァカンスを過ごすのが難しかったので、今年はその分を取り返したいと思っている人たちも多い。

セレブの休暇先は、レティシア・カスタとルイ・ガレルのカップルは最近はコルシカ島へ、マリオン・コティヤールとギヨーム・カネも例年通り南仏カップ・フェラにいっているという。

ハリウッド系は、カリブ海よりむしろヨーロッパでのヴァカンスの方が最近の傾向で、デカプリオはサントロペがお気に入りらしく、所有のヨットを停泊させている。

ハリー・スタイルズと新しい恋人、オリヴィア・ワイルドはトスカーナ地方のポルト・エルコレにいっているという。エルコレには「イル・ペリカーノ」というロマンティックな豪華ホテルが崖の上にあり、スパも評判だし、心に残るヴァカンスが過ごせそうなところだ。

 

パリの私の友人たちも、なぜか今年はその殆どがギリシャの島に行っている。少し前までは絶対ポルトガルが流行りのヴァカンス先と言っていたのに、スペインもコロナの心配があるからなのか、今年はギリシャに変えたようだ。

イビサ島も最近見直されていて、これまでクラビングのナイトライフばかりが取り上げられてきたが、実は静かな入江や夕焼けが素晴らしく、最高のスローライフの島として、このところ再評価されている。 

ところで我が家の近所の海辺は、すっかりサーファーに占拠され、典型的なリゾート地になってしまい、腰越海岸、片瀬海岸も、オリンピックのセーリングが数日後に江ノ島でスタートするので一段と慌ただしくなってきて、猫のピカ公との私たちの散歩も暫くお預けになってしまった。

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村上香住子

フランス文学翻訳の後、1985年に渡仏。20年間、本誌をはじめとする女性誌の特派員として取材、執筆。フランスで『Et puis après』(Actes Sud刊)が、日本では『パリ・スタイル 大人のパリガイド』(リトルモア刊)が好評発売中。食べ歩きがなによりも好き!

Instagram: @kasumiko.murakami 、Twitter:@kasumiko_muraka

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