オトコが好きなファッション!? ライターの本音トーク

これほしい、この帽子、あの帽子

なんですかね、最近はそんな面白いこともないなーって。
まあ悪くなかったのは、家から最寄り駅まで歩く、いつもの日常の一コマで起きた軽い出来事。
ちょっと前の話なんですけど。

部屋から駅まで早足なら数分の距離でして、ふだんは誰に会うでもなく駅前に着いちゃいます。
ところがこの日は目の前に、いわゆるキャリアウーマンっていうんですかね?、黒のパンツスーツ着てロングヘア、ヒールをカツカツ鳴らしながら肩で風切って路地裏を闊歩する女性がいました。
左手には、もちろんケータイ。
何やら会話が盛り上がってる様子で、近づくと声が部分的に聞き取れました。

「ええ、ええ、えー、そーなんですよ!ランジェリーをすっごく売るコがいましてねぇ〜!…………(以下、音声途切れる)」

「そうそうそう、社長、しゃっちょー! 社長のおウチは青山1丁目ですよねぇ〜、そーですよねぇ!じゃあ、このコ連れてきますよっ!」

……………… ???

ランジェリーをすっごく売るコってだれ ?
金持ちとおぼしき社長が経営する会社の業務はなんだ ??
この人の自宅に拉致される、ランジェリーをすっごく売るコの運命やいかに !??

近ごろハリウッドで流行りの、3時間近い長尺の映画は無理でも、1時間半くらいのドラマならつくれるんじゃねーかな、と思いましたね、この物語で。
最新のスターウォーズのごとくエピソード8までシリーズ化するのは無理かもしれませんが。

でもそーですか、そんな面白くないですか、そーですよね。
では皆さんに謝らせていただきます。

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「ごめんなさい!SORRY、アイム・ソーリー!」
(お詫びモデル:ベイクルーズグループPR 三井さん)

このキャップの黒地に白文字バージョンが、新宿ルミネ1の「スピック&スパン」で今、セールで売られてるんですよね。
ほしい、むっちゃほしい。
買おうかなあ?
ストリートウェアって普通は、カッコつけでワルで強気なものじゃないですか。
それがこの弱気っぷり。
かなりツボです。

でも似合わないから、被らないかもしれない。
帽子とカバンは、アホみたいにたくさん持ってるんですが、コレクターじゃないからなぁ。
使わないともったいないのです。
その意味で、見た瞬間にほしくなったものの、まだ買ってないキャップがもうひとつあります。
スタイリスト御用達のメンズセレクト店「レショップ」の、17年秋冬内覧会で見つけたもの。

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笹ボードに乗るパンダ。
ヤル気ない、ぜんぜんない。
Tシャツとセットで着たら、アホっぽさ丸出しの素晴らしさ。

よくさー、スニーカーばっか履いてるとさー、仕事をくれる雑誌エディターとかに、「革靴に興味ないんでしょ」とか言われるんですけど、人の志向性なんてそんな単純なモンじゃないんですって!
大好きで詳しくても、いろんな理由で身につけないアイテムなんて数知れず。
派手なプリントTシャツなんかを着たい気分のときもありますが、革靴履かないってだけで大人のエレガンスを知らない人とみなされる職業ですから。
恥ずかしげなく凝ったお洒落をするファッション業界人さんなら、何着ててもハイセンスに見えたりしますが、着飾るのは苦手だからなぁ……。

どーです? ブログの最後を愚痴っぽく終わるっていう、このひねったおもしろいやつ!
(おもろくないわい)

あ、そーいえば年が明けたんでしたっけ。
皆様、新年おめ………。
いや、いーんですよ私の場合、そういうのは。
マトモな挨拶ができる人間なら、もっと出世してるっつーんですよ。
(どーです?まだまだネガティブな話が続くという、このおもしろ……)

© Kazushi Takahashi

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高橋一史

明治大学&文化服装学院卒業。編集者がスタイリングも手がける文化出版局に入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。担当ジャンルは、ファッション&音楽。退社後はフリーランスとして、原稿書き・雑誌編集・コピーライティング・広告ディレクション・スタイリングなどを行う。

kazushi.kazushi.info@gmail.com

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