オトコが好きなファッション!? ライターの本音トーク

「Francfranc」の買い物袋が、あの女性写真家のガーリー写真になるっ。今月から。

なんかほら、安室ちゃんの引退話があったり、90年代が舞台のギャル映画があったりで、2018年は、
「ガーリーって、しんせ〜ん」
と思った年でしたよね。
(言い切る)

こんなのをガーリーって呼ぶのが正しいかはよく分かりませんけども、
近頃は、世の女性のファッションがすっかり、クールなマスキュリンになりまして。
ワイドパンツでたっぷりコートでスニーカー、みたいな。
流行は一方に傾けば、反動の気分が必ず出てくる。

皆さんは覚えてますかね?
つい何年か前は、「なんちゃらOL」が大ブームで、キラキラのふわふわでしたね。
「そりゃ覚えてる」、でしょーけど、すっかり忘れてたでしょ?

安室ちゃんって年末に、紅白には出たんですかね??
ん?私は知りませんよ、そりゃ。
年末年始、大晦日から正月すぎまで、テレビ見てませんし。
旅行に行った、とかのリア充な話じゃないですよ。
机のパソコンに向かい、もくもくと原稿書き続けてただけですよ。
ええ、年末まで仕事をダラダラ延ばしてた、私が悪いんですけど。

そして、こんな話をすると、
「寂しい〜」
って否定してくる人いますよね。
金曜の夜に、一人でファストフード食べてる人とかに対しても。
そんな冷たい目を持つ人に、私は言いたい。
「さほど、寂しくはない」
さらに、
「まじで、負け惜しみでもない」

価値観は人それぞれだってーの。
「寂しー」のは、あなたがそんな生活がイヤってだけのこと。

くぅ〜〜〜〜〜〜、年明け一発目のブログ更新だっつーに。
新年の挨拶もせず、誰かも分からん人に文句ですよ、ええ。

もとい!
気分変えるぜっ!!
ポジティブにっ。

インテリアショップ「Francfrac(フランフラン)」のおっ話だ〜い!

内容を端的に言いますとね、
「ギャラが超高そーな、世界に名だたる一流女性ファッションフォトグラファーが撮り下ろした写真を、ショッパーにしちゃった!」
ということ。
その買い物袋が、2019年1月25日(金)の春夏コレクションスタートから、店で扱われるのです。

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© Francfranc

フォトグラファーの名は、
エレン・フォン・アンワース(Ellen von Unwerth)。
元モデルで、1980年代から写真活動をはじめ、90年代に全盛だった人。

Francfrancpng 2019SS Shopper jpg.jpg

© Francfranc

女性ばっか撮る人です。
今回の写真に限らず、彼女がリクエストするモデルのポーズはいつも、
大股開きで、手づかみで食べ物を口に押し込んでたり、指をくわえてたり。
エロで下品すれすれ、なはずなのに、不快感がなくてキュートさや自由さを感じる。
えーとですね、性的指向がストレートな男性フォトグラファーが女性に同様のポーズをさせた写真は、
エロが表に出すぎて、同じ男から見ても気持ち良くないことがままあり。
(エロ写真と、ポートレートやファッション写真は、別もの、別腹)
エレンの性的指向を私は知らないのですが、「女性が撮る女性たち」、なんだろなと思います。

さて!
エレンを来日させて90年代っぽいビジュアルをつくった、目のつけどころが楽しいフランフランの、
メディア向け春夏内見会に行ってきました。
お部屋をつくり込んだ、凝った演出のイベントです。

今季のテーマは、「50's(フィフティーズ)」

 

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エレンの名前が大きく。

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色彩がなるほど、50年代。
キッチュでポップな。

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これ、剥がせる壁紙なんですよ。
でっかいマステですね。
ぐるぐるとロール巻きで販売されてます。
プライスは、うーー、調べてませんが(すみません)、フランフランなんで、そこそこなはず。

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近頃の造花ってクオリティ高くなりましたねー!
天井から下げるディスプレイがいい感じ。
フレグランス吹き付けて、上から香りを降らせたり、とかねっ。
(自分ではぜったいやらん ← 思いっきり仕事目線)

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1月25日からの店頭でも、エレンの写真がどんと飾られるらしいですよ。

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出ました、女優ミラー。
これ、ひげ剃りにも便利そーだ……。

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どの部屋も、写真が再現されてることにお気づきですか?
実際の店内がどうなるかは、お近くの店を覗いてみてくださいー。
(私も知らない)

んでは最後に、エレンが撮った、R&Bシンガー、リアーナのジャケ写を一枚。

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2014年のアルバム「トーク・ザット・トーク」。
どうやら口周りだな、この写真家のいちばんの特徴は。

やっぱ写真って、たくさん撮られた中で、どれを選ぶかで決まりますよね。
さらに、どのようにトリミングする(必要な箇所以外をカットする)かの判断もすごく大切。

エレンは間違いなく、自分で選んでそれを使わせてる。
日本の雑誌だと、編集者が選ぶケースが多いけど、それって実は簡単な仕事じゃないんだぞー。
モノをつくる高度な能力とセンスが必要なんだぞー。
(と、新年事始めに、自分を振り返って反省してみる ← すぐ忘れるけど)

photos © Kazushi Takahashi
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ファッションライター高橋一史 過去ログ

高橋一史

明治大学&文化服装学院卒業。編集者がスタイリングも手がける文化出版局に入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。担当ジャンルは、ファッション&音楽。退社後はフリーランスとして、原稿書き・雑誌編集・コピーライティング・広告ディレクション・スタイリングなどを行う。

kazushi.kazushi.info@gmail.com

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