母と行く、日本書作院展
日本書作院展。
昭和38年に遡る書道団体の展示会だそう。
私自身は詳しくないのですが、それでも、母と一緒に拝見するだけで圧倒させられる書作の数々。
いつも、「作品が展示されているから、東京に行くわね〜」って突然やってくる母。
そう、今回も突然と。
なんだか、今回は特選だったよう。
母の足取りも軽やかに、「元気だ」と、と嬉しくなります。
優しくて、丸みがあって、ちょっと笑っているみたいな、コケティッシュな要素もあるような、菩薩さんみたいな。私にはわからないけど、母そのものだなあと、作品を通じてまた嬉しくなります。
この掛け軸が、またなんとも言えないくらい絶妙に融合しているというか、お互い引き立てているような。
はっとさせれた、掛け軸でした。
こういう色は、なかなか自分からは選べない色だなあ。
なんとも、エレガント。
諸先生方の大作の数々も展示されています。
銀屏風に書作。
突然の、嬉しい、春の訪問。
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