想定外とアートの深い関係
「想定外」とアートの深い関係。
真夏の夜の夢のような、生ぬるく心地良い風の流れる夕方。
音楽プロデューサー松任谷正隆さんとクリエイティブディレクター榎本了壱さんによる「東京アートファクトリー」プレイヴェントに参加してきました。
想定外の融合。
生け花にダンス、チェロ。ペインティングライブに歌。
落語にクラシック、そして私のケーキ。
お声がけいただいた時から、当日、始まる直前まで、もはや想定外 笑。
豪華ゲストは、池坊美佳さん、蜷川有紀さん、金原亭世之介さん、TAKAYUKIさん、大比良瑞希さん、伊藤修平さん。そして、ケーキデザイナーの私でした。
落語にクラシックとケーキ。
どうなるのかしら?なんて思いながら...。クラシックは、BGMとしてケーキにとても合うのだけれど、落語という言葉が奏でるもの、意味もあったり、落ちもあったり、ストーリーもある、それよりも世之介さんの頭の中に遊びまわっている鋭い言葉たちとその芸術、そしてケーキが組み合わさるってどういうことなのかしら?って 笑。
落語とクラシックに合わせて、ケーキライブでお届けさせていただきました。
世之介さんの言葉に合わせて、雨が降るようにメレンゲが散り、遊びまわる言葉のように、クリームで色をのせてみました。
そして、最後の「死ぬ」という落ち。ケーキという作品が食材として食され、人体に入ることで蘇る(生きる)という循環の組み合わせになったのではないかと思います。
最後、イベントにお越しくださった皆さんに召し上がっていただきました。
「想定外」とアート。
そこから何が生まれるのか。
私は、外じゃなくて内側なのだと思います。
素晴らしいプロの皆さんと、そしてご参加くださった皆さんと語り合った時間。
最後に飛び出た「壊す」というキーワード。
これも、意図的に恣意的に「壊そう」とするとうまくいかないのだと思います。
内面により深く、自然に耳を傾ける...そんなメッセージが聞こえてきそうです。
最後には、花火が上がるというまた夏らしいひと時となりました。
想定外とアートの深い関係。
ボナペティ!
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