おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

グルメなニュースがいっぱいの、フォーシーズンズホテル京都へ!

こんにちは、まりモグです。

グルメなニュースが西から舞い込み、久々に京都へ行ってきました。それが、フォーシーズンズホテル京都の1階に今春グランドオープンしたエンバ・キョウト・チョップハウスです。

京都といえば日本料理のイメージが強いですが、実は京都市、牛肉支出額が日本一! 地元の人は牛肉にかなりのこだわりを持っているだけに、肉割烹など名店揃いなのです。そしてエンバを率いるのはアルゼンチン人のセバスチャン・バルクデス料理長。アルゼンチンは牛肉消費量・生産量ともに世界トップクラスで知られています。アサードといわれる炭火焼き、いわゆるバーベキュー料理が定番で、バルクデス料理長も子どもの頃からアサードが大好物とか。

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エンバ・キョウト・チョップハウスのセバスチャン・バルクデス料理長。その肉愛はおそらく京都いち!

そんな彼が繰り出す料理は、大胆でありながら味わいは繊細。アボカドのコクとマグロの旨味がたまらない「本マグロ中トロのタルタル」は金柑コンフィとユズ胡椒で爽やかに。濃厚でありながら身体にするする染み込む「ロブスタースープ」は、添えられた京都産きぬひかりのおにぎりと揚げライスヌードルがベストマッチ。

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「本マグロ中トロのタルタル」¥6,000

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「ロブスタースープ」¥4,200

バルクデス料理長の真骨頂、メインのステーキは鹿児島県黒毛和牛、熊本県のあか牛など時期によって銘柄はさまざま。(なかにはバルクデス料理長が名前を付けるほど溺愛する銘柄も......)熟成を経て、丁寧に炭火で焼かれたステーキは、食べ比べもおすすめ。とろけるような食感のものや、マグロの赤身のような鉄分感じる肉、噛みしめるほど旨味があふれる肉など個性の違いがはっきりとわかるはず。

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大切そうに肉を1枚ずつカットするバルクデス料理長。銘柄によっては30日ほど熟成をかけてから焼き上げるものも。

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「30日熟成徳島県産 Tボーンステーキ」1kg ¥32,000。ベアルネーズソースのほか、サルサヴェルデ、ワサビバターなど、12種のソースから3種セレクトできる。

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フォーシーズンズホテル京都は2016年の開業ですが、訪れるのは初だったので、もちろんほかの施設も堪能しました。まずお庭散歩。敷地面積10,000m²と広大な積翠園は、もともと平重盛の別邸、小松殿の園地として作庭されたものだとか。平重盛の名が出るとは......さすが京都、ひとつひとつに歴史とストーリーが息づいています。

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池の奥に見えるのはラウンジ、楓樹。シャンパーニュや日本酒を楽しめるほか、茶室も併設されていて茶道体験も。

朝ごはんの会場もエンバ・キョウト・チョップハウスだったので、テラス席で庭を愛でつつ、新メニューの「京都きぬひかり米のふりかけおにぎり」をいただきました。

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エンバ・キョウト・チョップハウスのテラス席。

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朝食は、メインがオーダー式。店内にブッフェコーナーがあり、西洋料理から京都のおばんざいまでさまざまなメニューが並ぶ。

素敵なホテルを訪れると必ず行うのが「プール詣で」。今回も時間を忘れるほど泳ぎ続けました......。朝は人もまだ少なく、天窓から差し込む光がとってもきれい!

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全長20mのプール。ジャグジーも付いているので泳ぎ疲れたら、ここでリラックス。

部屋は、お庭が臨めるプレミアガーデンビュールームのほか、街に面したタイプも。広々としたバスタブ&洗い場が付いているのが日本人にはうれしいかぎり。

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キングベッド1台もしくはダブルベッド2台が入る「プレミアガーデンビュールーム」。

チェックアウト後は、館内3階のザ・ラウンジ&バーへ。こちらも新ニュース! ちょうどエグゼクティブ・ペストリーシェフ、ラシカ・ウィーラシンヘシェフが就任したばかり。スイーツ&セイボリーを通して世界各国を巡る「フォーシーズンズ プライベートジェットツアー アフタヌーンティー」を体験しました。たとえば抹茶と白玉のあんみつは京都、ピンクのルリジューズはパリ、サルティンボッカはフィレンツェといった具合に、9つの都市からインスパイヤされたメニューが楽しめるのです。

今月からはスリランカ出身のウィーラシンヘシェフがいよいよ始動、「フォーシーズンズ プライベートジェットツアー アフタヌーンティー」の第2弾としてグレートバリアリーフ(ラズベリーパブロヴァ)、エジプト(アラビアンデーツケーキ)、メキシコ(タコス)、バンコク(ガパオライス)といった都市をイメージしたメニューになっています。世界の珍しいお菓子は、気になっていても日本で食べられるものが少ないので、フィンガーフードサイズで食べられるのはフォーシーズンズ京都ならでは。

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「フォーシーズンズ プライベートジェットツアー アフタヌーンティー」(写真は2人分で、6月末まで提供していた内容)¥7,000(平日)、¥7,800(土、日、祝)

グルメなニュースが盛りだくさんのフォーシーズンズホテル京都。開業から7年、初めて訪れる人にとっても、リピーターの人にとっても、刺激でいっぱいのアドレス。だから京都通いはやめられないのです......!

フォーシーズンズホテル京都 
京都府京都市東山区妙法院前側町445-3
075-541-8288 (代表)
プレミアガーデンビューキング1名¥220,000~、デラックスルーム1名¥198,000~(いずれも朝食込み、別途サービス料)
www.fourseasons.com/jp/kyoto

まりモグ

幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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