おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

八雲茶寮で見つけた、日本料理とルイナールの素敵な関係。

こんにちは、まりモグです。
6月の晴れたある日、久々に八雲茶寮を訪れました。お目当ては、「ドン・ルイナール 2010」とのペアリング体験。

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八雲茶寮の美しいアプローチ。

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「ドン・ルイナール 2010」750㎖ ¥43,010/MHD モエ ヘネシー ディアジオ

ドン・ルイナールといえば、最良のブドウが穫れた時にしか造られない、ルイナールの中でも特別なシャンパーニュ。過去10年で造られたのは2002年、04年、06年、07年、09年のみという事実を聞けば、その希少性がわかります。2010年ヴィンテージは最大で11年もの熟成、それもかつて主流だったというコルク栓での熟成を採用しています。ブラン・ド・ブラン、すなわちシャルドネのみを使い、美しいシャンパーニュに昇華させるという点ではルイナールと変わりませんが、ひと口飲むとその熟成感にびっくりします。フレッシュ感がありながらも、わずかに漂うバニラの香り。思わずうっとりしてしまいます。

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八雲茶寮のコース、この日の一品目は「水茄子」でした。ペアリングで合わせたのは「ルイナール ブラン・ド・ブラン」。水茄子を齧った時のみずみずしさが、ブラン・ド・ブランのフレッシュ感と見事に同調。味や香りでマリアージュ、という体験はあるのですが、テクスチャーでマリアージュというのは初めてです。

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続いて提供されたのは「鯒湯洗い・鯵」の2種の刺し身。鯒(コチ)は加減酢といただきましたが、さすが夏フグと言われるだけに、さっぱりとした味わいの中にじんわりとした白身の旨味が広がります。生魚とワインは、生臭く感じてしまったり合わせづらいこともあるのですが、繊細な味わいの「ルイナール ブラン・ド・ブラン」はぶつかることなく、見事に寄り添ってくれます。

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3品目に供された「煮鮑」は「ドン・ルイナール 2010」とともに。噛めば噛むほど広がる鮑の旨味を、「ドン・ルイナール 2010」の熟成感がしっかり受け止めてくれます。

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初夏野菜(冬瓜・素麺南瓜・隠元)をいただいた後は、「ルイナール ロゼ」が登場。お料理は「近江牛と金時草のすき煮」。キメ細かい近江牛の食感、脂の甘みが、華やかさと落ち着きを兼ね揃えた「ルイナール ロゼ」にマッチ。脂をきれいに流してくれた後、ピノ・ノワール由来のアロマが口中に広がります。

最後に爽やかな味わいの「新生姜ご飯」をいただき、八雲茶寮とルイナールによる至福の時間を締めくくりました。
食材が持つ味わいを最大限引き出し、ピュアで美しく表現する日本料理は、ルイナールだからこそこんなにもマッチするんだとあらためて実感。四季によって変わる日本料理とルイナールのマリアージュ、ますます探究したくなってしまいます。

ちなみにルイナールでは、クリエイションの根源を探るショートムービーを公開中。ルイナール最高醸造責任者のフレデリック・パナイオティス氏をはじめ、八雲茶寮の亭主でシンプリシティ代表の緒方慎一郎氏なども出演しています。こちらを観てからルイナールをいただけば、よりメゾンの世界観が堪能できそう。

●問い合わせ先:
MHD モエ ヘネシー ディアジオ
www.mhdkk.com/brands/ruinart

ショートムービー
https://domruinart.ruinart.com/ja-jp/video-library
八雲茶寮
東京都目黒区八雲3-4-7
tel: 03-5731-1620
営)12:00~21:00L.O.
休)月、火
要予約
https://yakumosaryo.jp

「季節のおまかせ料理」¥33,000 ※食事代のみ、別途サービス料10%
※写真は6月の料理の一例で、内容が替わる可能性があります

まりモグ

幼少期よりアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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