
坂の上のタカラモノ。
みなさん、こんにちは。
今日は坂の上のタカラモノの話。
みなさんとってタカラモノってどんなものですか?
今日ここで綴るタカラモノはほんの一部だけど、
どれも私にとって大切な大事なものなんだ。
ひとり暮らしの時に探して探して出会ったアンティークシェードがある。
愛機のRolleiflexと同じ、遥か遠く海を渡って出会えたものが、
特に好き。
ヨーロッパを旅してるとホテルやショップで、
好みのアンティークを見つけることがある。
私はすぐイメージをするんだ。
この照明をつけたらフォトフレームはこれにしよう!って
自分の暮らしに重ね合わせるの。
どうしても黒のシェードが欲しかった。
でもなかなかなくてね、出会うまでに数年かかったんだ。
コレってものに出会うと、キズや歪みも愛おしく感じる。
それは間違いなく私のタカラモノになるんだ。
そのシェードがこちら。
ダイニングに、40Wはとても暗い。
それでもどうしてもここにつけたかったんだ。
ブログを書いてる今もリビングのソファから、
シェードを眺められる。
坂の上にきてくれてありがとね。
私たちは珈琲が好き。
平日も休日もどんなに時間がなくても、
豆を挽いて珈琲を淹れる。
そんな私たちに素敵なカップが南の島から届いた。
小泊良さんの作品。
友人たちが坂の上の珈琲ブレイクをイメージして選んでくれたもの。
自然に生まれた歪みやへこみを利用して躍動感があり、
独特の土っぽさも感じるフックカップ。
沖縄の海をイメージさせるようなブルーもとても美しい。
大好きな沖縄を坂の上で感じながら珈琲を飲めるなんて、
友人たちの想い、あたたかさ、大切なタカラモノ。
ダイニングの壁には私の旅写真も飾ってる。
その中に南スペインとモロッコを旅した友人minou*ちゃんが、
写真展のために描いてくれたイラストがあるんだ。
南スペインの小さな村、フリヒリアナ(Frigiliana) で、
Rolleflexを構え、ストローハットにブルーのワンピースの私。
旅の大事な思い出を手描きのイラストで残してくれて、
一生のタカラモノになった。
彼女は毎年、私の誕生日にTさんと私のイラストを描いてくれるの。
今年も楽しみだなぁ。
花のある暮らしを坂の上で楽しめること、
それはとても幸せなひととき。
坂の上に越した時に親友からお祝いでいただいたピッチャー。
伊藤 環さんのもの。岡山在住の好きな作家のひとり。
枯淡釉のピッチャー、金属の錆びたような風合いと表情は、
使い込むほど艷やかな表情に変わり、持ち手のラインも美しい。
四季折々の花を挿して大事に大切にしたいタカラモノに。
ラストに紹介するのは、友人が旅先で選んでくれたもの。
坂の上に越してから、Tさんがパンを焼くようになり、
休日の坂の上の食卓にと、
バスクを旅する友人が栗の木のカゴをお土産に選んでくれたこと、
感動した。
古くからバスク地方で作られいる栗の木のカゴは、
ひとつひとつ丁寧に編まれたもので1日平均5つのペースだそう。
Tさんのパンに!と、旅先でその土地ならではの、
ぬくもり感じるカゴを選んでくれた気持が、
私にとってタカラモノだよ。
Tさんの丸パンにぴったりのカゴ。
使うたびに友人の気持ち、思い出すんだ。ありがとね。
私にとってのタカラモノ、
語り出したら話が止まらなくなるくらい、愛しい瞬間がつまってる。
坂の上での暮らしが、
日々おおらかに、私らしくいられるのは
愛おしいタカラモノに囲まれて満たされているからだと思う。
少しずつタカラモノを増やせますように。
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