1枚から始まる、旅と私のタカラモノ。

坂の上のリノベーションVol,1 設計士と施工会社選びの決め手。

みなさん、こんにちは。
今日は坂の上のリノベーションのこと、
シェアします。

2011年末に坂の上に建つマンションを購入。
当時、フルリノベーション予定で
ヴィンテージマンションを探してました。
低層で日当たりの良い80平米程度の物件は
なかなかなくて諦めかけていた頃、
坂の上のマンションに出合い
緑豊かな眺望と広さに即決。
ただ、予算をオーバーしていたこと、
リフォーム済みで全てが新品だったこともあり
一部クロスを貼り替えてそのまま暮らすことに。
写真は入居前のクロス替えの日。

IMG_9112-2.jpg
元々、古いものが好きで
旅でも蚤の市巡りが好き。
ひとり暮らしの頃からフランスやイギリス、
北欧のヴィンテージ家具を愛用、
マンション購入を機にキッチンの壁には
カイ・クリスチャンセンの2m50cmのWall Shelfを購入した。

21C0FC0C-56EA-44E9-9624-927F93B53421-021A2D4D-BFD1-4D22-AA6E-D1871D4F0077.JPGリビングにはデンマークのヴィンテージソファや
ハイバックチェアを置いて
私達らしい好きなものに囲まれた暮らしがスタート。

0807AE90-9899-4A27-85DB-C62999E89704.JPG坂の上で暮らす前、北欧系のデザイナーズ賃貸で
暮らしていて白樺のキッチンがとっても素敵だった。
いつか自分の理想のキッチンにできたらと願って。

それから13年。
遂に念願の私達らしいキッチンとLDKを
信頼できる設計士と施工会社にお願いすることができました。

元々、どうしたいかのイメージがあったので
設計は友人Akiyoshiくんと決めていました。
岐阜の設計事務所 ピュウデザインの代表であり
今年は記念すべき20周年。

岐阜の自宅に伺ったことがあり
好きなものに囲まれた丁寧な暮らしぶりに感動
今でもその時の印象が残ってる。
建築家の自邸が YouTubeでも紹介されてるのでぜひご覧くださいね。

戸建ても多く手掛けていて
関東や九州の物件もされてます。
アートのような美しい建築は圧巻。
正直、マンションのリノベーションなんて
受けてくれないんじゃないかと不安もある中
相談すると、もちろんやりますよと即答!
写真は最初の打ち合わせの時。
B75E1F50-D6DC-40CE-9B86-13C2340DCF2C.JPGそこから約1年半、何度も打ち合わせ。
ここ数年の物価高騰で資材も大幅に値上がり。
20代の頃に一度リノベーションをした総額からは
考えられないくらいで。
予算もあり、フルリノベーションは諦めて
いちばんやりたかったキッチンとLDKをメインに
玄関周りと洗面、トイレをリノベーション。

購入時、家族が増えることを想定した3LDKを2LDKへ。
これからのTさんとの暮らしをより快適に
夫婦がいちばん居るLDKをメインに
キッチンを私達のステージのようにリクエスト。

設計士のAkiyoshiくん、
坂の上での打ち合わせ時に
部屋を隅々まで見てすぐイメージが湧いたと
あっという間に図面に描いてくれた。
そこから何度も理想のカタチに向かい
気持ちを重ねてくれて、
私が描いているイメージより遥か上をいく
美しい感性で坂の上の図面を仕上げてくれた。
それはきっと日々、彼自身が丁寧に暮らしていることも
大きいだろうなぁと思う。
DSC00895.jpg図面が決まり、施工会社選びを
Akiyoshiくんと相談しながら
いくつか相見積もりを依頼。
その中の一軒、FINDさんは
naoさんが紹介してくれた施工会社。
素敵な暮らしぶりにいつもうっとりで
真似したいところがたくさんのお住まい。
FINDさんにお願いした経緯や感想も伺って
それがとても役に立ち
naoさんには心から感謝です。

最初の見積もりは予算を遥かにオーバー。
今回のリノベーションは私が大蔵省、
金額次第ではやらないと決めていた。
設計士のAkiyoshiくんがここからも
親身になって寄り添ってくれたことが
何より大きかった。
減額するためにどうしたらいいか
ここは別のものに替えてもいいかもね。と
再提案を何度もしてくれました。
写真は造作キッチンの扉やカフェスペースの
合板の仕上げサンプル。
我が家はヴィンテージの家具にあわせてチーク材に。
DSC00900-2.jpg
そして第二回目の、相見積もり。
まだ予算をオーバーしているものの、
数社の内、FINDさんがより歩み寄ってくれて
代表の武川さん、現場監督の栗田さん、
設計士のAkiyoshiくんと打ち合わせをして
お願いすることに決めました。
私達のこだわりやイメージする世界観に
気持ちを重ねてくれる姿勢にご縁を感じ
お願いして心からよかったと思う。

坂の上を内見してもらい、最終見積もりを確認。
古いマンションだけに施工が難しい箇所もあって
施工費がさらにアップしてしまった所もあり
正直、途中で挫けそうにもなりました。
でも設計士や施工会社がより予算に近くなるよう
あの手この手で代案を出してくれて
1年4ヶ月、ようやくこの夏に着工できた。
心から感謝の気持ちでいっぱい。

10/10日の引き渡し日。
Tさんとドキドキしながら坂の上へ向かった。
あまりにも美しい我が家に感動!
写真は私達のステージのように!と
リクエストしたキッチン。
ヴィンテージマンションならではの
天井のラインが交差する美しい光がとても好き。
リノベーションしなければ
この光景に出逢えなかったね。
DSC00864-2.jpg
壁側のカウンターをLにしたのは理由がある。
Tさんの淹れるコーヒーが飲みたくて
造作したカウンター。
Tさんもとても気に入ってくれたのが
何より嬉しい。
DSC00910-2.jpg
とっておきの豆で
新栗のモンブランでブレイク、最高!
DSC00937-2.jpgカウンター前をカフェスペースにしたくて
壁はラワン合板、キッチン側は漆喰に。
写真はカフェスペースの出窓。
天板はモルタルに。
木の温もりを感じる落ち着いたスペースで
自宅で仕事する時も
ここでゆっくりブレイクできます。
DSC00768-2.jpg
引き渡しから10日、
新しい坂の上は想像以上に美しくて。
これからの人生を
より私たちらしく暮らしていこうと思います。

次回は施工の様子や
引き渡し日の坂の上を公開しますね。
みなさん、いつも読んでくれてありがとう!

参考までに
今回お願いした設計と施工会社のInstagram

設計 / ピュウデザイン

施工 / (株)FIND

MIKI *

モデル/フォトグラファー
20代からフィルムカメラで旅の記録を撮り始め、その後ドイツ製のカメラ、Rolleiflexと出合う。旅の写真と思い出を綴ったrollel-life.com や、ライフスタイルを紹介したインスタグラム miki_rolleilife は温かみのある写真と文章が人気。10年間にわたりフィルムで撮影した旅とライフスタイル写真集「Rollei Life」を出版。現在はフォトグラファーとして旅や料理など自然光での撮影を得意とし、また自身もモデルとして数々のCMや雑誌で活躍中。Prestige所属。

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