
Rolleiflexとの運命的な出合い
みなさん、こんにちは。
今日は私のタカラモノ、Rolleiflexのこと。
私の人生は50年以上前のフィルムカメラ、
Rolleiflexに出合い大きくかわった。
まだ35mmのフィルムカメラを片手に旅していた頃、
ある写真サイトでRolleiflexを見て、その愛くるしいデザインと佇まいに、
どうしても欲しくなった。
でもね、高価であり旅の資金も貯めなきゃで、
当時は貯まるとすぐ旅へ行きたくなって、なかなか手にする機会がなかった。
35歳の時だった!
人生を180度かえるビックサプライズが!
夫であるTさん、出会った頃たくさんのフィルムカメラを愛用。
新たにRolleiflexを手に入れて、
その数日後、Tさんは買ったばかりのRolleiflexを私に貸してくれた!
もうね嬉しさのあまり毎晩、枕元に置いてね。
そしてどこへ行くにも持ち歩いた。
そしてTさんにRolleiflexでまず何を撮りたいですか?と聞かれて、
答えた場所が「多摩動物園」(笑)
Tさんは動物園でフィルムの入れ方、チェンジの仕方を、
丁寧に教えてくれた。
そして撮ったファーストローライがこちら!
今思えば、フィルムカメラな上、ピンと合わせも難しいのに、
被写体に動く動物を選ぶなんてチャレンジャー(笑)
露出とかよく分からず撮ったから、下手っぴだけどね、
どの写真もタカラモノです。
慣れてくるとどんどん楽しくなってモノクロフィルムで、
撮りたくなった!
まずは予行練習も兼ねて部屋でファーストセルフポートレートを!
ピント合わせに必死で眉間のシワがすごいよ(笑)
でもこの1枚をみるたびに、その時の嬉しさ、愛おしさを思い出すの。
大切な思い出の1枚。
東京の景色も撮りたくなって六本木ヒルズの展望台へ。
周りはみんな東京タワーと大都会TOKYOを撮る中、
私は自分の足元を必死に撮影(笑)
上からファインダーを覗くのはかなりハードなのに、
お気に入りの靴に都会の風景がぼんやりぼけてくれて、
たまらなく好きな1枚なんだ。
それから数ヶ月後、
Tさんからちょっと使いたいから一度返して欲しいと言われて、
長い間借りていたRolleiflexとさよなら。
数日後、私の誕生日にTさん指定のパークハイアット東京で、
待ち合わせ。
すると思いもよらないビックサプライズが!
「お誕生日おめでとう!うまく包装したりできなくてこのままだけど!」と
なんとRolleiflexをプレゼントしてくれたのだ。
もらったばかりのRolleiflexで嬉しさのあまりTさんを記念に。
この日のサプライズは一生忘れないよ。
Tさんは私の旅ブロクにいちばんコメントを残してくれたひと。
旅とRolleiflexがご縁で夫婦になった。
運命的な出合いで私の人生は大きくかわり、感謝しかない。
パリで撮り合いっこした大好きな1枚。
Rolleiの写真をblog Rollei lifeに書き始めた頃、
私の親しい友人や周りにはオールドカメラ愛用する仲間はいなかった。
その頃、flickrで旅好きな女性に出会い、
私から声をかけて、キャットストリートにあるカフェで待ち合わせ。
ドキドキしたなぁ。
顔も知らない相手、でも私は直感を信じてね。
カフェで彼女を待つ間、目の前にとても可愛いらしい女性が座っていて、
思わずRolleiでパチリ。
後に彼女が待ち合わせの女性でこれは運命だと3回デートして、
一緒に南スペインのAndalucíaとMoroccoを旅したんだ。
旅の直前に彼女もRolleiをget!
今でも楽しかった旅のひととき、鮮明に覚えてる。
彼女とか実は名前も同じMIKIなのだ。
しかも同い年。やっぱり運命なんだと思う。
2人で二眼レフカメラを下げての旅、ずっと彼女を撮ってた。
写真は南スペインのアンダルシアの小さな村、フリヒリアナ。
看板犬のワンコ。話しかけると聞いてないふりして耳?(笑)
船でモロッコへ渡り、旧市街を散歩した時、
佇まいの素敵なおじいさんに話しかけた。
「おじいさん、私のカメラは50年以上も前のカメラなんだよ!」と。
「わしは75歳だよ!」と誇らしげにこの地を生きる表情が、
とても印象的で大好きな1枚。
ずっと欲しかったオールドカメラRolleiflexと旅することが、
今でも夢のよう。
今年でRolleiflexを撮りはじめて10年経った。
この先の人生もずっと大事にしたい。
次回もRolleiflexがつなげてくれたご縁を綴らせてね。
いつも読んでくれてありがとう。
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