坂の上のリノベーションVol,3 至福ランチの後、坂の上で設計士とゆっくり談笑。
みなさん、こんにちは。
今日はリノベーションの設計・デザインをしてくれた
Akiyodshiくんが完成後、はじめて坂の上へ。
今回のリノベーションを振り返り
ゆっくり語り合った1日をシェア。
坂の上に来る前にささやかなお礼も兼ねて
私達が大好きな外苑前にあるイタリアン
トラットリア・フィレンツェ・サンタマリアで食事。
TさんとAkiyoshiくん、一杯目はビール。
私はオレンジワインで乾杯。
赤玉ねぎのフォカッチャにじゃがいものスープ。
アンティパストも外せない。
メインはそれぞれパスタをチョイス。
Akiyoshiくんは旬の黒トリュフたっぷり
バターとパルメザンチーズのタリアテッレ。
赤ワインをペアリング。
目の前でトリュフを好きなだけ!
パフォーマンスも最高で、香りがたまらない。
Tさんは牛蒡と牛肉のアラビアータ。
牛蒡がやわらかく牛もほろほろ。白ワインをペアリング。
私はもちろん(笑)うにパスタ。
濃厚なソースにうにがとろけます。
いつ食べても期待を裏切らない大好きなパスタ。
メニューに無くても通常はオーダーできるのでぜひぜひ。
食後は3人とも金柑のパンナコッタをオーダー。
金柑の甘酸っぱさが良いアクセント。
サンタマリアのパンナコッタ絶品です。
ゆっくり3人で食事を楽しめました。
ここを選んだのは素材を活かした
本場のシンプルな料理をいただけるとこ。
Akiyoshiくんは建築を学ぶために
イタリアで暮らしていたことがあり、
私はヨーロッパの中でもいちばんイタリアを旅してる。
Tさんはトスカーナで食した味が忘れられないと、
イタリアの話でとても盛り上がった。
至福のひとときになりました。
とても気さくな太田シェフ。
いつも美味しい料理をごちそうさまです。
平日でも人気で満席、行かれる方は
ぜひ予約をおすすめします。
帰り際、FRITZ HANSEN へ。
気になっていたドロップチェア、
Akiyoshiくんが坂の上のイメージに合うカラーを
一緒に選んでくれました。
タイミングよく一脚
坂の上にお迎えできそう。楽しみ。
設計以外にもこうして
一緒に気持ちを重ねてくれることが
何より心強かったなぁ。
坂の上へ到着。
玄関を開けると、オー!とAkiyoshiくん。
床のモルタルもいいね。と嬉しい感想。
せっかくなのでお気に入りの一枚を。
大きく変わった玄関周りと
壁を抜いて広げた35平米のLDKを
隅々までチェックしながら
よりよい暮らしのアドバイスもしてくれました。
リビングのペンダントの位置まで
その場でササっと調整。
真鍮のペンダントフックもいい感じ。
よりバランスが良くなった◎
Tさん、コーヒーカウンターで
丁寧にハンドドリップ。
スイーツはAkiyoshiくんが好きな
AU BON VIEUX TEMPSの
ウィークエンド(レモンケーキ)をセレクト。
実は設計事務所ピュウデザインは
今年、事務所を始めて20年。
サプライズでプレートにメッセージを添えました。
美味しいスイーツとコーヒーを飲みながら
リノベーションを振り返り、談笑。
いい機会なのでAkiyoshiくんに
いくつか質問をしてみました。
Q1.坂の上のマンションの設計依頼の
率直な感想はありますか?(以下Akiyoshi=A、 MIKI*=M)
A: 一言で言うと「ご縁」が大きいです。
元々、生前妻がMIKI*さん夫婦と繋がっていて
岐阜にも来てくれたことがあり、
改めてご縁を感じました。
M: ほんとだよね。彼女の一言で決めたから。
坂の上に遊びに来てくれた時、
いつかピュウデザインが坂の上を
手掛けたいな。と言ってくれた一言が
実現するなんてね!
そして岐阜まで会いに行ったなぁ。
Akiyoshiくんとはその時会ったのが初めてだったね。
2人の暮らしぶりがあまりに素敵すぎて
ずっと私の中で美しい記憶として残ってたから。
私も人生において
とても大事にしてるのが人との縁です。
Q2.坂の上を設計するにあたり、
限られたマンションの空間をどう設計しようと思ったか?
A: リノベーションしたい場所が
明確に決まっていたのでいらない部分はとって、
大きく変える部分は2人が暮らすシーンの
イメージを大事にしました。
M: 一度、過去にリノベーションを経験してるけど
やはり今回は設計士あっての
理想のデザインになったと思う。
日々の私達の暮らしぶりを感じてくれて
私達らしいキッチンやリビングでのシーンを
想像してくれたのがいちばん大きいかな。
Q3.私のこだわりや理想のイメージが大き過ぎて
予算に近づけるのが大変だったと思いますが
どんな提案をされましたか?
A: 大事にしたいのはコストを下げる中で
そこで暮らすひとのシーンを想像し、
より良い提案をすること。
MIKI*さん夫婦はシーンを大事にしたいという
リクエストが大きかったので
仕様を変えてもシーンが変わらない背景を
作る提案をすることを心掛けました。
M: もうね、実現できたこと感謝しかない。
今回は私が大蔵省のため資材高騰の中
予算をだいぶ超える見積もりに
途中、心が折れそうになったこともあったから。
でもAkiyoshiくんが一つ一つ見積もりを
確認してくれて数千円でも
下げられるところは下げて
オーダーキッチンだけは私の理想のカタチのまま
施工できるよに提案してくれたよね。
結果、コストを下げたのに
とても素敵なリノベーションになった。
Q4.坂の上でいちばん大変だと思ったことは?
A: 特にない。
でもね、夏場の坂道はきつかった(笑)
M: 8月に着工で今年の夏の猛暑の中、
何度も現場チェックに来てくれたよね。
私もね、毎年夏の時期になると
いつもTさんに坂道ヤダと愚痴ってる。
でも坂の上からの眺望や静かな環境が
いちばんのお気に入りです。
Q5.施工会社とのやり取り、施工までの感想は?
A: 設計意図を尊重して
打ち合わせも施工もしてくれた。
してくれた
M: 確かに。FINDさんとの
スムーズなやり取りのおかげだよね。
見積もりの減額案にも大変協力してもらい
気持ちを重ねていただいたこと、感謝しかない。
現場監督の栗田さんにも
ちょっとしたパーツの取り付けなど
こちらのお願いに対応してくれてとても助かりました。
Q6.最後に坂の上でいちばん気に入ってるところは?
A: キッチンはいちばんのこだわりがあったので
当然気に入ってますが
やはりマンション特有の窮屈な玄関を
広く開放的にした部分がとても気に入ってます。
M: 私も玄関の開放感とても気に入ってます。
キッチンは想像以上に素敵すぎて
あまり料理が得意でない私には
少しプレッシャーなぐらい。
すごい料理が出てきそうだもの(笑)
でも私なりに楽しみながら頑張ります!
いちばんは選べないけど、
私はヴィンテージマンション特有の
天井の高低差やデザイン、いじれない部分もある中で
リノベーションしたことで新たに見れた景色
ソファからキッチンを眺めた時の
天井のラインが交差する光がとても気に入ってます◎
この角度からの眺めが特に好き。
T: 僕はやっぱりコーヒーカウンターです。
日々の暮らしの中でコーヒーを淹れる時間に
とても癒される。
ラワン合板を貼ったカフェスペースは
今後、植物もたくさん育てたい。
西陽が入る午後、ここでコーヒーブレイクが最高です。
丁寧に淹れてるTさん↓
最後に設計・デザイン Akiyoshiくんから
リノベーションを考えてる方々へのメッセージ
家づくりにおいて大事にしてるのは
建築が主役にならない、人が主役のシーンを
作ることだと思っています。
暮らしの中で起こる場面が
よりよく見える演出だったり
美しい背景としての建築空間を
作るように意識しています。
その人その人が思い描く理想の暮らしを
一緒に作っていけたらと思ってます。
Akiyoshiくん、私達の理想の暮らしを
設計・デザインしてくれて
心からありがとうございます。
不思議なんだけど、
やり取りする中で言いたいことも言えて
心地よくできたのは
どことなくおおらかなところや人柄が
Tさんと似ているなぁと感じてました。
そして彼の手掛ける建築やデザイン
岐阜での丁寧な暮らしぶりも決め手の一つです。
Akiyoshiくん、この先もずっと
坂の上の暮らしを見届けてください。
ラストの写真はRollei Lifeの一枚。
私達が岐阜へ行った時に愛機で撮影した
大好きなページ。彼女にも心からありがとう。
みなさん、坂の上のリノベーションを
読んでくれてありがとう。
また時々、熱く綴らせてくださいね。
いつもありがとう!
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