かぐわしきみなと通信

バンコク旅(2)-素敵バーホッピング

いつもは行動範囲が、隅から隅まで慣れ親しんだ香港とマカオなので、やっぱり何も知らない街に来てのドキドキワクワクという刺激、時には必要です。

ということで、土地勘もなく本当に見事に何も知らないバンコク(3回目だけど、ほとんど初めてにも近い)は新鮮でした。

今回楽しみにしていたのが、バーホッピング。私は2年前からThe Bar Awards香港というアワードの審査員にしてもらっています。このアワードは、シンガポール、バンコク、クアラルンプールでも開催されていて、オーガナイザーの一人、トロン君はタイ人なのです。

バンコクのバー!と言えば、この人の右に出る人はいないでしょう~、と彼の個人的に好きなバーいくつかに連れて行ってもらいました♪

地下鉄のHua Lamphong駅で降りて、徒歩でテクテク。ちょっと寂れた雰囲気はマカオの旧市街近くにも似ています。

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最初の店は、このTEP Bar!

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中にはいると、吹き抜けの空間に、タイの民族音楽のライブバンドが! 

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地元感があっていいですね。とても可愛いバンドメンバーたち。バンドというより楽団なのでしょうか。

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カウンターに座った私たち! シェイク中のオーナーと目があったら、にっこり♪

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こちらでは、タイの伝統的なハーブ(漢方薬的なイメージですね)を使ったドリンクをまず出してくれました。

お薬っぽいです! 体に良さそう(良薬は口に苦し!)

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これが材料になっているハーブ。樹皮みたいなのもありますね。ちょっと精力増進的なものも入っているようです(ジェントルマンなオーナーさんがものすごーく遠回しに説明してくれました、笑)。

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そしてフレッシュフルーツやタイハーブを使ったカクテルたち!

これはHidden Agenda。ザクロたっぷり。

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こちらはYadongというタイのストリートドリンクをベースにしたもの。

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実はお腹が空いている、ということで、ここは食べ物も美味しいんだよ、とトロン君がいろいろ注文してくれました。

香港にいると、プライベートでもたいてい店選びからオーダーまで私がやるのが当たり前になっているので、ここで完全に人任せなことが、妙に快感でした(笑)

そして美味しい!この点心のようなもの。外がカリカリ、中はジューシー!

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大好きなファッタイもいただきました。さすが本場!

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ビーフサラダも辛い!けどうまい!

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宴もたけなわ、記念写真も。トロン君、ひょうきん者だけど根はとっても真面目な、本当にいい奴なんです! 翌朝早いのにありがとう。おねーさん達は大感謝。

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2階にも席があって、ものすごく寛げる雰囲気でした。

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これは上から下を覗いたところ。

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建物の造りが大胆でいいですね!

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香港とはちょっと違う、色彩と風景。でもアジアならではの共通点もあって、なじめます。

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実はこのエリア、最近いいバーが集まってきたことで有名なのだとか。次のバーも徒歩圏内。この日は月曜日なので休みの店が多いんだけどね、とトロン君。

大人気のカクテルバー、Teens of Thailand、またの名をToT。

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中はこんな雰囲気! 萌えます!

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この打ちっ放しの壁に、ネオンライトの妖しい色彩、そしてジンをメインにしているバー、ということで私が大好きな香港のPing Pong 129をちょっと思い出させるテイスト(こちらはこぢんまりしていますが)です!

ボタニカル系のジントニックを作ってもらいました!

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絵になりますねー

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加藤雅也似?などと呟く私たちをよそに、ジントニック完成!

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なぜか白黒ですが。高校の同級生のあめやと一緒です♪

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こちらのバーは、トロン君の頑張っているバーアワードバンコクで、昨年ベストカクテルバーに輝いています!

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さあホッピングの最後はどこに行くのでしょう? お!トロン君がトゥクトゥクを止めました。

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何を隠そう・・・・・・人生初のトゥクトゥク乗車体験(笑)バイク乗ってる人もヘルメットしてないし、ワイルドですね♪

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今までの2軒とは打って変わって、こちらはマンダリン オリエンタルのバンブーバー!

シックでクラシックだけど、カジュアルでもある!

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ジャズの生演奏も始まって・・・・・・大人ですね、いいですね。

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香港のマンダリンにはお世話になっているけれども、バンコクでは初めて! 仲良しの人の親戚に旅先で会ったような不思議な気分です。

ここでは、昨年バーアワードで若手バーテンダー賞を取った女性バーテンダーのアンさんにカクテルを作ってもらいました。

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こちらは彼女のオリジナルで、Bacardi LegacyベースのFlourish。

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ほら! 彼女のトロフィーです。

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こちらのバーマネージャーのジェイミーさんはバンコクの審査員で、「美也子は香港の審査員なんだよ」と紹介してもらいました。その道のプロと違って、私などは、まるっきりコンシューマー目線ですから、もったいない話というのか光栄過ぎました。

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すっかり夜は更け・・・・・・。この辺りはお馴染みのホテルのバンコク版がずらりとあるエリア! それぞれ訪ねてみたい。

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クリスマス前だったので、デコレーションが素敵。

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香港と他のアジアの国々は、ビジネスや人の交流が盛んなので、香港の人脈を生かして、アジアにも目を向けられたらこれから面白いなーなどと考えるきっかけになりました。老後の楽しみにします(笑)。

★ただいま、バーアワードバンコク2018のトップ10が決まったところで、今回の3軒やバーテンダーさんもあちこち登場しています。

さあ、いよいよ次回は旅のお目当て、House on Sathornでのダイニング体験です!

 

甲斐美也子

2006年より香港在住のジャーナリスト、編集者、コーディネーター。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚し、ヨーロッパ、東京、そして香港へ。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出る、新旧東西が融合した香港が大好きに。雑誌、ウェブサイトなどで香港とマカオの情報を発信中のほか、個人ブログhk-tokidoki.comも好評。大人のための私的香港ガイドとなる書籍『週末香港大人手帖』(講談社刊)が発売中。

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